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2012年10月1日の深夜12時にラジオ日本にて放送された『バイきんぐのラジカントロプス2.0』にて、キングオブコント2012で優勝したバイきんぐがコンビ結成秘話を話していた。ドラマのような偶然が重なってコンビ結成をしたいんですね。 | ![]() |
小峠英二(バイきんぐ)
西村瑞樹(バイきんぐ)
植竹公和(放送作家 / ※渡辺正行と共同で渋谷のライブハウス「ラ・ママ」で新人コント大会を主催している。)
植竹「で、元々結成するさ、あれ、あのぅー、切っ掛けってさ、今回のキングオブコントの一発目のネタで自動車教習所と(笑)」
小峠「えー」
植竹「なんと自動車教習所だったんだって?」
西村「これそうなんですよー」
小峠「そうなんすよ」
植竹「それじゃチョット、話していただきたいんですけど」
小峠「あいあいあいあい、あのーまぁまぁ元々ですね、まぁ僕は福岡出身で、でコイツが広島なんですけど、まぁ当時は兵庫県で高校生だったんですよね。僕は福岡で高3、コイツは兵庫県で高3。で僕は高校をちょっとダブっているんで、まぁその辺は年は違うんですけど・・」
植竹「なんでダブっちゃったの?」
小峠「これがまた長くなっちゃうんで後にしますか?(笑)」
植竹「まぁ後で話しましょう。うんうんうんうん。」
小峠「後にしましょうか。はい、すいません。・・でお互いに高3の時に大分の自動車教習所に合宿に行ってたんですね。免許の合宿」
植竹「ほうほうほうほう」
小峠「なんか3週間くらいあるじゃないですか。集中合宿みたいな」
植竹「はいはいはい」
小峠「で、そん時3週間共にこう合宿を、共にしたんですよ。で、まぁ一言も僕たちは喋っていなかったんですけども、何かなんとなく顔は覚えてまして、でそれが8月くらいですよね夏休みなんで。」
植竹「うん」
小峠「で、えー、年をそれから越して、えー2月に大阪のNSCの何か試験みたいなのがあるんですね。」
植竹「吉本?」
小峠「吉本、養成所の」
植竹「はい」
小峠「それが多くて600人くらい受けるんですかね。僕らん年は。で600人ってまぁ中々の人数じゃないですか。で、多いから土日に分けられたんです。面接がね。」
植竹「うん」
小峠「更に、10人ずつの10分間づつ区切りの集団面接やったんです。」
植竹「おー」
小峠「そんだけ細分化されているのにその10人のうちの2人が僕とコイツやったんです。」
植竹「けぇーー!!」
西村「僕、その時遅刻してしまいまして、本当は10分前のやつだったんですけど、一個後にして下さいと言われて、で一緒になったんです。」
植竹「アンタたち作ってない?その話(笑)」
小峠「いやそんなん作んないでしょ。作ったにしてはちょっとスケール小さいでしょ(笑)。もっとドラマチックにしますよ、そんなこと(笑)。」
植竹「ハハハ(笑)はら、何とか波瀾万丈みたいにね、再現Vで出来そうな話だけども(笑)そこで出会った?おー!と。」
西村「なりました」
小峠「で『おー!』となったんです。んで終わった後に、僕は、僕が最初に気付いて『うわぁ、あの自動車学校の奴や』とか思って。んで面接終わった後に気付いてコイツも覚えてて『うわぁー、あん時の!』ってなって、で『あ、芸人になるんや?』って、『そう、なりたいなりたい』みたいなんで、これは相当な偶然やから、『ちょっともうコンビを組もう』つって、これは誰かがもう組めと言っている・・」
植竹「どっちから言ったの?」
小峠「僕から言いましたね」
植竹「おうおうおうおう。二つ返事?」
西村「そうでしたね。」
小峠「一応その時は確約を取ったんですけども、なんか、それが2月くらいの出来事じゃないですか。4月1日の午後7時に大阪の戎橋っていってあの阪神が優勝したら皆が飛び込む橋があるじゃないですか。」
植竹「あー、あそこ。」
小峠「『あそこの、真ん中で待ち合わせをしよう』って言って僕らは電話番号を、連絡先を交換せずにその場は別れたんです。」
植竹「ラブストーリーかそれ!(笑)」
西村「ドラマチックな方向へもっていくんです」
小峠「これは本当に、これはあえてそっちの方がカッコいいんじゃないかと思って」
植竹「ほーー」
小峠「なんか面白いじゃないですか。単純にそっちの方が面白いなって思って。その場で交換するよりもお互い何か一回戻って、まぁ僕はそん時福岡に戻って高校を卒業しなければいけなかったので」
植竹「うん」
小峠「福岡に戻って高校を卒業して、そのー、4月1日でかちあった方が、よりなんか、面白いなって思って。そこで連絡交換するよりも。」
植竹「当時まだ携帯のない時代?」
西村「携帯が出だしたぐらいじゃないですか?普及しだしたぐらい。」
小峠「まだポケベルが主流やったんじゃないです」
植竹「ポケベルね(笑)」
小峠「たぶん、はい。んで、僕は『じゃぁそうしよう』つって約束をして別れたんです。で僕は福岡に戻って高校を卒業してその4月1日の午後7時に間に合うように福岡から大阪に来たんですよね。」
植竹「うん」
小峠「で、その当日ですよ。うーん、行ったら、待ち合わせの場所と時間に行ったら来ないんですよコイツ。」
植竹「おいおいおいおい」
小峠「でずーっと待って、10分待っても20分待っても来なくて、結局1時間待ってもけーへんから『あぁ何かあったんかなぁ』と思って僕そのまま帰ったんですよ。」
植竹「おん」
小峠「そっから数日後にNSCが、始まるんですよね。」
植竹「はい」
小峠「でNSCってのは最初あのー、ABCクラスに、あのクラスごとに分かれて授業を行っていくんですけどね」
植竹「うん」
小峠「このABCクラスってのは別に実力うんぬんではなくて単純な50音順でABCってクラスに分かれて授業を進めていくんですけども」
植竹「うんうん」
小峠「あの、月に一回、合同授業ってのがあるんです。」
植竹「うん」
小峠「ABCクラス合同授業がありまして、で5月の一番最初の合同授業があったんですけども、そこに行った時になんとコイツが居たんです。」
植竹「ほーう」
小峠「アレッ!?と思って。『アイツまたおるわ』と思って。」
植竹「ちょっと待って、何で来なかったの?」
西村「いや・・」
小峠「それで、授業が始まった時に僕がまた話しかけて、コイツがまたビックリして『おぉー!』ってなって。で、『俺あの日ずっと待ってたよ。』と。」
植竹「うん」
小峠「で、『何でけーへんかったん?』って聞いたら・・」
西村「そしたら僕は、NSCを落ちたんですよ。」
植竹「ああ!」
西村「はい、僕は落ちてしまった。」
植竹「あららら」
西村うわぁーこれは駄目だと思ってたら、親父の行きつけのスナックのママが」
植竹「フハハハハハ!!(笑)親父活躍すんなぁ(笑)」
小峠「いやホント親父でてくるんですよ。」
西村「ちょいちょい出てくるでしょ?(笑)」
植竹「パパはキーワードだよ(笑)」
小峠「また出てきな親父ホントに」
西村「親父の行きつけのスナックのママが」
植竹「しかもスナックかい」
西村「スナックのママが吉本で演歌歌手をされている方で、で親父が『うちの息子がコレコレこういうことでNSC落ちたんだよ』って話したら『いや入れるくらい全然口きいてあげるよ』と。」
植竹「ハハハハ(笑)」
西村「ということで僕は、あのー、養成所を裏口入学で、入れさせていただいたという経緯がありまして」
植竹「ハハハハ(笑)ほー。」
西村「で、その方、その演歌歌手の方にご挨拶をするということで会いに行ったのが丁度その4月1日の7時だったんですね」
植竹「うん。あーそういうことか!」
西村「連絡先も聞いていないし、それもちょっと伝えることができなくて」
植竹「なるほど」
西村「で行けなかったっていう」
植竹「いやぁー。へぇー。」
と話していた。
2012年10月1日にラジオ日本で放送された「ラジカントロプス2.0」にキングオブコント2012で優勝したバイきんぐがゲスト出演していた。そこでネタ作りをしているボケ担当の小峠さんがバイきんぐのコントの特徴について解説していた。 | ![]() |
■会話をしている人物
小峠英二(お笑い芸人 / バイきんぐ)
西村瑞樹(お笑い芸人 / バイきんぐ)
植竹公和(放送作家 / ※ 渡辺正行と共同で渋谷のライブハウス「ラ・ママ」で新人コント大会を主催している。)
植竹「小峠くんがネタを作るの?」
小峠「うん、そうです。」
植竹「えー。ど、どう、どこで考えるの?」
小峠「うーーと、喫茶店、よく行く喫茶店かファミレスですね、家の近くの。大体どっちかで書いてますね。」
植竹「うーん。ノート持って?」
小峠「ノート持っていきますね。」
植竹「自分たちのコントの特徴って、何か言えるの?一言で。」
小峠「僕らのコントの特徴は、一応、僕がさっき言ったみたいにツッコミで、西村がボケってなっていますけど、厳密に言うと僕はツッコミなんですけども、西村はボケじゃないんです。」
西村「僕はボケじゃない・・」
植竹「まぁそうだな。」
小峠「あのぉー、変な奴なんですよね。」
植竹「あぁあぁあぁ」
小峠「例えば教習所のネタにしても、コイツは、ボケフレーズは一個も言っていないんですよ。」
植竹「あぁあぁあぁ」
小峠「全部まともなことを言っているんですよね。」
植竹「あぁあぁ」
小峠「コイツが『まとも』って思っていることを言っているんですけど、それは世間一般からするとズレているんですよね。」
植竹「アハハハ(笑)。」
小峠「『でもお前それズレてるよ!おかしいよ!』っていうのを僕がツッコミっていうか指摘をしているっていうスタンスなんですね」
植竹「あぁー、そっかそっかそっか、あーなるほど。」
小峠「はい。だからたぶん、あんまりわざとらしくないというか。白々しくないと思うんですね。」
植竹「はぁはぁはぁ」
小峠「あの無理がないというか。コイツが言いそうなことを言っているんですよね。」
植竹「はぁはぁはぁ」
小峠「だからコイツが、たまにボケボケしいボケを言ったりとかフレーズを言ったりすると、そこはサーッと、全然ウケないっすよ。」
植竹「逆にね」
西村「やっぱ言いそうにないんでしょうね、そういうことを。」
小峠「うん、なんかそれは不思議ですね」
植竹「はっはぁー。あの面接のネタもそうかね?」
小峠「面接のネタもそうです。」
西村「あぁーそうですね。」
植竹「あー。」
小峠「2本目、キングオブコントで披露した2本目のネタもたぶんこいつボケフレーズは言っていないんです。」
植竹「へぇーー。」
小峠「はい。相手が、例えば結婚した相手がパナマ人・・」
植竹「ハハハ(笑)。」
小峠「・・っていうのもボケてないですよね。」
西村「そのキャラは事実を言っているだけですからね。」
小峠「コイツは本当にパナマ人と結婚したっていうんでボケてないんですよ。」
植竹「あぁあぁあぁ」
小峠「で、僕が『お前まだブチ込んでくるのか!』っていうので、あの笑いが起きるっていうか『おまえおかしいよ』って指摘しているというか」
植竹「あの『ブチ込んでくる』っていう言葉の選択が上手いなぁ。」
小峠「あーそうですか。」
植竹「うん、あの『ブチ込んでくる』って言葉じゃないと面白くないんだなぁ。」
小峠「あぁーー。」
植竹「そこはかなりこだわっているでしょ?」
小峠「そうっすね。あのー、細かいですね僕は多分。人が誰も言わないようなのを選んでますね。」
植竹「選んでるでしょ」
小峠「はい」
と話していた。
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