2012年2月21日に放送されたTBSラジオ「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、伊集院さんが前日にTwitter(ツイッター)上で勃発した人気ラッパーのZeebra(ジブラ)さんとの中二病騒動について語っていた。 | ![]() |
伊集院光(お笑い芸人)
渡辺雅史(構成作家 ※笑い声のみ)
伊集院 昨日夜ちょっとツイッターやってたら、急に僕の、そのフォローしてくれてる人が『伊集院さん、伊集院さん!今タレントの、タレントじゃない、ラッパーのZeebra(ジブラ)さんにdis(注:disrespectの略で見下す、非難する、軽蔑するという意味)られてますよ!』って言われて、俺disるって意味もあんまよくわからないんだけど、『あぁなんか馬鹿にされてんだ』って思って、
そこをこうやってやったら、あのー、Zeebra氏のツイッターに、えーと、『中二病っていう言葉を考えたのは伊集院光らしいな、余計なことしやがって』えー、『そのせいで』今これちゃんとした文面見ないと悪ぃなぁ。えー、『そのせいで』えーまぁ『世の中が悪くなってる』みたいなことを書かれたわけです。ね、書かれて、『冗談じゃねぇ』みたいなこと書かれたから。そしたら、その後見たら色んな人から『伊集院さんが最初に作った意味とは違う感じで今、厨二病って独り歩きしてるんですよ』みたいなことがバンバンこう来てるらしくて。でー、なんか、そのー『どうなってんだよ!?』みたいになってるから、じゃあ俺がちょっと、その、ツイッターに、えーと、参加してみようかなぁって思って。
えー、ただ、変な混乱になって大騒ぎになるのは嫌だったから、えー、ダイレクトメールって機能がツイッターにはあるんですよ。で、その『ダイレクトメールで送りますから、あのー、ダイレクトメールを受け入れるっていう設定に数分だけしてくださいよ』っていう風に書いたのね。したらそれが、(Zeebraの声色で)『今ぁ、本人からぁ、DMくるからぁ、やりとりする』みたいに書いてるわけですよ。ね。
で、僕が送ったツイッターなんですが、ダイレクトメールってのは私信なんで僕のしか読みません。相手からきた奴は読みませんけど。僕が『商売柄ネットなどで名前が挙がるのも宿命です。ウィキ含め、誤解曲解ばかりだと辟易するときはないですか?なのに、他人のそれをどっぷりと信じる自分に苦笑いな時はないですか?自分はそうです。貴方様の世界に明るくありませんが、神宮球場の電光掲示板カッコ良かったです。野球大好きなので(笑)』っていう・・・、とても大人な文面を僕は書いたつもりなんですけど、まぁその先は、あのー、えー、結果僕はこの人とは分かり合えないと思いまして、で、えーと、最終的には、えー、色々説明をしたんですけれども、あー、『概ねわかりました。ダイレクトメールでと言ったのは、僕の歳上なりの冷静な判断だったのですが、なにかすいませんでした。僕が欲しかったのは『そうだったんすかすいませんネットって怖いすねー』ってことなんで』っていうんでまぁもう全て、終わりにしたんですけれど
あのー、その後、全員に公開している彼のツイッターを見てたら、えー・・・まぁ、僕に謝罪はしたんでっていうことと、更にこう、みんなに向かって、えーっと『俺は言いたいことはやめねーぜ』的なことを言ってらっしゃって、『あぁもう無駄だな』と思いまして(笑)
だからそうすっとみんな『和解しました』みたいに書いてるけど和解とかじゃ全然ないし、和解でも理解でも何でもなくて、もう関係ないなーって思ったんですけど、したら周りがやっぱり、えー『Zeebra伊集院光をdisる』みたいになってきて、で、『BEEF(注:アーティスト間の論争という意味)に!』って書いてあって、BEEFがもう分からなかったから、『なんなんだろう・・・、俺、PIGなのに』って思いながら、もしくは『PORKなのに』って思いながら、戸惑いましたっていうことと、
何かわかんないけど、あのーぉー。ま、彼が言うには全責任を持たなきゃいけないらしいんだ。その、自分の発言したことがどんなに曲解されていこうが誤解を広めていこうが、それを、あの、一個一個修正していかなきゃいけないって言うんだけど俺はなんかそこに関しては、無責任なようだけど、うーん『原型がそうだった』ということしか俺にはもう言えない、言葉って進化しちゃうから、『原型はそうだった』としか言えないし、もっと言えばダイナマイトを発明して、その後にそれが戦争に使われたところで、その元々のダイナマイトの問題って、どうなん? とか、ま、なんでしょうねぇ。ちょうどいい感じに泣き寝入りの時間が近づいてきたんで
渡辺 ははは(笑)
伊集院 ま、泣き寝入っていきますけれども、割とそのやり取りを見ていた人とかが『伊集院、どう出る?』みたいになったときに、どう出ようかな?って思って、正直一曲、あの、ラップを作ったんですけれど、なんか話が大きくなりそうなんでやめました。
渡辺 ははは(笑)
伊集院 えー、えー(笑)俺たちヒップホッパーは、そういうことで返していくのが、それがBEEFじゃん?って思ったんですけども、結局焼肉たむらのビーフジャーキーを食べてますんで僕は
渡辺 ははは(笑)
伊集院 それでBEEFは終わりでいいなと思いまして
と語っていた。
■補足
個人的には「ラップを作った」というのも本当だと思っています。というのも、過去に伊集院さんは自身が監督・主演を務めた映画『ファットマンブラザーズ 百貫探偵』から派生する形で、伊集院さん、田口浩正さん、石塚英彦さんの3人で「ファットマンブラザーズ」というラップグループを結成していました。アルバムも一枚だしています。それのラップの完成度が高くて一部で「天才」とか言われたりもしたのですが、伊集院さんが作詞して歌ったラップの曲の中に、中学時代ダサかった奴がヒップホップに目覚めている様を揶揄して笑のネタにしているものがあります。Zeebra(ジブラ)さんがその曲を聞いていたら更なる火種になっていたかもしれませんね。
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