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2013年9月14日に放送されたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」にて久米宏さんが先日開催都市が決まった2020年の東京オリンピックについて話していました。「ニュースステーションの頃から自分の意見を表明してニュースを伝えることを心掛けていた」と以前語っていた久米さんですが、オリンピックに関しても明確に自分の意思を表明していますね。 | ![]() |
■会話をしている人物
久米宏 (フリーアナウンサー)
堀井美香 (TBSアナウンサー)
久米 土曜日、午後1時です。こんにちは久米宏です。
堀井 堀井美香です。
久米 先週、3つの都市の中からどこが2020年のオリンピック会場に選ばれるのかって皆さんに予想を頂いて。第3位、まぁぶっちぎりの最下位が東京だったんですが、予想に反して東京に決まりまして、ビックリしちゃって。
堀井 はい
久米 ただ僕の場合は、あのぉ、反対の最後の1人の日本人になっても反対は続けていくつもりなんです。
堀井 フフ、貫くんですね(笑)。
久米 オリンピック招致は反対
堀井 その日まで(笑)
久米 それはあのぉ、まぁ度々申し上げていますけどね、東京がというか、日本はオリンピックを招致するよりも他にやることがあるだろ今、っていう、オリンピックどころじゃないんじゃないかっていうのがね
堀井 うん
久米 あのぉ、オリンピックの招致が決まってから急に、あのぉ、汚染水の濃度が高いのが見付かったり、アメリカから専門家を呼んできたり。全部あれ、決まった後ですからね。
堀井 はい
久米 「そりゃないだろう」っていう気が、ひどく致しまして。だから今日もオリンピックの話を少ししますけど、今はベテルギウスです。
(そして話題はオリオン座の恒星ベテルギウスに。)
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02:45
2013年6月8日に放送されたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」にて久米宏さんが憲法9条について語っていました。思えばニュースステーションの最後でも憲法9条は守るべきとハッキリと表明した久米宏さんでしたが、今回も改めてハッキリと憲法9条についての意見を述べてらっしゃいました。 | ![]() |
久米宏 (フリーアナウンサー)
堀井美香 (TBSアナウンサー)
久米 ・・。96条を変えたいと言っていますが、ほとんどの国民は自由民主党の変えたい憲法は9条だってことは知っているわけです。
堀井 うん
久米 本当は9条を変えたいんです。憲法9条というのはね。
堀井 はい、(96条の)次は9条。
久米 目的は、主目的は憲法9条なんですが、で、自主憲法の改正って言うんですけど・・こっから先は、もう全面的に僕の意見なんですけど、確かに日本国憲法というのは日本人が作った憲法じゃないんですよ。日本人も作ったんですけどね、あの時、GHQに占領された時、日本人たちが作った憲法は「ふんっ!」ってGHQにね、ふふ(笑)、「ダメ!」って(笑)。結局GHQが作った憲法が、日本が「うん!」つって、「コレにします」って。日本が「うん!」つったんですよ。それにしたんですけど、
堀井 ええ
久米 まぁ言ってみたらGHQの中のリベラルなグループがね、理想的な憲法を作ったと考えていいんですけど、あのぉ、それが日本国憲法で、そのぉ、リベラルさの最たるものが第9条の規定なんですけど。「戦力は持たない」とかね。「国と国との紛争を解決するために戦力というものは使わない!」「もう戦争はしない!」っていうことが書いてあって、この憲法に関して、まぁ自民党は改正したいわけ。「自衛の武力も持たないなんて国として有り得ない。」。戦争に巻き込まれないなんてことはね、夢の世界の話で、理想論過ぎるし、それは前、昔あったユートピアっていう・・まぁ思想がありますけど、ユートピア思想のなれの果てみたいなもので、そんなことは有り得ない。どうしようもない。超時代遅れでゴミ箱に入れてしかるべきものが憲法9条だって考え方の方が改正したがっているんですけど、僕の考えは、この憲法9条ってのはね、世界の最先端を行っている。
堀井 うん
久米 こんな勇気のある憲法を持っている国はないだろうし、これからも・・・その国の憲法にね、9条のような文言を書き込める国ってまず現れないですよ。で、私が思うに、これは個人的な意見ですが、あの、日本人は色々誇るものが、日本文化とかね、秋田美人の肌のきめ細かさとかね
堀井 うん。フフ(笑)
久米 そ、誇るものがね、沢山あるんですけど(笑)。日本が誇れるいくつかのもので最先端が日本国憲法だって、僕日本国憲法が変わったらね、日本が自慢するものがね、相当、半減したなってくらいに思っているんですね。
と話していた。
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2013年4月17日に放送されたTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』にはゲストに久米宏さんが登場。ちょっとした伝説の回になりました。まぁ1度で2度おいしい話です。久米さんの報道哲学と赤江さんの天然ぶりを存分に堪能できます。 この日の放送でも話していましたけど赤江さんってテレビとラジオでは全くキャラが違うんですよね。テレビでは芯の通った強い女性みたく写っているけどラジオではおバカな発言を連発する天然いじられキャラ。まるで別人です。今回は、その二つの赤江さんが入り混じって事故っちゃってます。大先輩の久米さんにキャスターとしての心得を聞いて、久米さんが最高に気持ちよくなっているところで自ら地雷を踏む。失礼に気付いて慌ててフォローするも小田嶋さんがダメ押しみたいな。最高です! | ![]() |
■会話をしている人物
久米宏 (フリーアナウンサー)
赤江珠緒 (フリーアナウンサー)
小田嶋隆 (コラムニスト)
博多大吉 (お笑いコンビ「博多華丸大吉」)
赤江 いやぁでも、久米さんにお聞きしたいのは、ちょっとあの、私もちょっとそういう仕事に携わっている部分もあるんですけども、何かホントに因果な部分があると言いますか、こう、ニュースを、こう扱うとき、久米さんは18年半もニュースステーションをやられていましたけど
久米 はい
赤江 何だろ・・・非常に勇気がいるというか、1つ発言するにしても、こっちが正解じゃない、こっちも正解だったり。・・とっても難しい部分ってあるじゃないですか。
久米 僕は最初っから割り切っていましたからね。あの、公正なニュースの伝え方って有り得ませんから。
赤江 あぁー
久米 絶対それは考えれば考えるほど無理なんですよ。公正なニュースって。
赤江 はい
久米 だったらどっちかに踏み込んだ方が分かりやすくなりますよね、ニュース。
赤江 うーん
久米 あの、それは分かってほしいと。僕はいつもどっちかに踏み込んでいるんだと分かってほしい。オリンピックは反対なんだって踏み込んでて、いつも小田嶋さんと話し合うけど(笑)
赤江 アハハハ!(笑)。よく仰っていますよね(笑)
久米 どっちかに踏み込んでるん・・・『僕の立場はどっちかに踏み込んでいますよ。ど真ん中にいませんよ。』っていうのを分かって頂こうってのを僕は意識しましたよね、ニュース番組の時。
赤江 あぁー、へぇー
久米 だから、『公正は有り得ません。』ってことは前提で話していますっていう風でしたよね。
小田嶋 今でこそそうですけど、ニュースステーションが始まった頃、それは凄くね新鮮なことでしたよ。あの、キャスターをやっている久米さんが、どっち。あの、このニュースにはこっちで、このニュースはこう思っているっていうことが伝わってきちゃうニュースってのは凄く珍しいことだった。
赤江 そうですね
小田嶋 その前はね、あのぉ、アナウンサーの方ってのは、あの、黒子の人形じゃないですけど、そういう形の構え方であのぉ、『ニュースを読む』って言っていましたから、そもそも。全然違いましたよ。
赤江 あぁー。今でもね、こうテレビ朝日でね、伝説のように伝わっている言葉がありまして、私久米さんとお会いするのは初めてなんですけども、久米さんの言葉として教えられたのは、そのニュースをやっている時に、『51人にそれが良いと思われたら49人に嫌われても構わない』と。
久米 うん。構わない。
赤江 久米さんが仰った言葉ですか?
久米 そうですねぇ
赤江 それくらいの感覚で踏み込まないとぉ、ただただこう舐めているだけでは駄目なんだっていうことを・・
久米 まぁラジオもテレビもそうですけど人間って根が卑しいじゃないですか。皆に好かれたいって思っちゃうんですね人間って。
赤江 うんうん
久米 まぁ言い方変えると、誰にも嫌われたくない。
赤江 そうです。
久米 で、皆に好かれたいと思うとね、誰も好きになってくれないですね。
赤江 あぁー。でも出来ることなら敵は作ったら面倒くさいとかね、ありますでしょ?
久米 うん。敵は作んなくていいですけど、そう皆に好かれるのは不可能ですから
赤江 あぁー
久米 だからホントに分かってくださる方だけ分かっていただければ・・・後はいいや!みたいなね(笑)
赤江 アハハハ!(笑)
小田嶋 地雷をバンバン踏みに行くんですね、じゃあやっぱりね。
赤江 そうですね!(笑)
久米 割り切るしかないですよ。
小田嶋 地雷原ダッシュですよ。
赤江 でも久米さんのニュースってそういうところありましたよね。バーッと突っ込んで後は知らんみたいな(笑)。別にどうなってもいいさみたいな(笑)
久米 今、かなり酷い言い方したんじゃないですか(笑)。後は知らねぇ、どうとでもなれみたいな(笑)
赤江 いやいやいや、そんなんじゃないですけど(笑)。その切り替えの素晴らしさの、何て言うかな、あのぉ、軽やかさというか、あのぉ明るさというか
小田嶋 しかも何か言った後にねぇ、駆け抜けて行って後姿だけ残してどっか行っちゃうっていう感じが素晴らしかったですね。
赤江 ツフフフ(笑)
久米 どうもねぇ、だんだん話の方向が(笑)。・・・あのね、最新のやつ見ました?ボストンの事件の。今ふと思い出したんですが。(※こうして話は別の話題へ )
と話していた。
2013年3月16日に放送されたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」にて久米宏さんがオリンピック招致に関して鋭い指摘をしていた。久米さん曰く、東京オリンピック招聘において最大のネックをマスコミも東京都も日本オリンピック委員会も誰も語らないそうで・・・。久々に久米さんのラジオを聞いたら、久米さん節が健在で嬉しくなりました。久米さんらしい『タブー無し』のお話です。 | ![]() |
■会話をしている人物
久米宏 (フリーアナウンサー)
堀井美香 (TBSアナウンサー)
久米 オリンピックに関しては、
堀井 はい
久米 まぁ日本、東京のネックがね、住民たちの支持が少ないってのが最大のネックだと言われていたんですけど・・・どぉもね、1番のネックの話って何で東京都とかオリンピックを招致する委員会ってありますけど、何でオープンにしないかと思うんですよ。最大のネックって、知ってます?
堀井 いいえ、何ですか?
久米 ソチですよ。
堀井 はい
久米 ソチ来年、冬季オリンピックやるんですよ。知っていますよね?ロシアのソチ。
堀井 はい。冬季オリンピック。はい。
久米 僕、行ったことあるんですけど、黒海に面していて、あのぉ、夏になると暑くてみんな、・・・あの、ロシアの人って汗かいたことがないって方が一杯いるんです。シベリアの方に住んでいる方。で、ソチまでみんな遊びに来て、『汗をかくっていうのはこういう事なんだ!』ってみんな汗みどろになって、もうみんな小っさなエレベーターの中でギュウギュウ詰めになって汗ダーッて流してみんなニコニコしているんです。『汗かいてる♪』って(笑)。フフフ、まぁそういう所なんですけど、あそこで冬季できんのかなと思うんですけど。
堀井 うん
久米 ソチの次のオリンピックって知っていますか?
堀井 わかんないです
久米 ほとんどの人が知らないんですよ
堀井 はい
久米 ソチの次の冬季オリンピックってね、もうね、2011年7月6日に決まっているんです。
堀井 え!?
久米 あのー、南アフリカのダーバンっていう所で、あのー、投票がありましてね、IOCの
堀井 はい
久米 もう2011年の7月6日に既に、ソチの次って言いますからソチが2014年なんですよね。次が2018年、の冬季オリンピックってもう決まっているんです。知っています?
堀井 えぇ!?
久米 これを聞いたらみんなね、少し考え直すと思うんですよ。・・・韓国です。
堀井 あっ、そうなんですか!
久米 平っていう字にね、流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)の冒っていう字を書いて、ハハハ(笑) (注:流行性感冒の冒は間違い。中日ドラゴンズの山本昌投手の昌。)
堀井 ウフフ(笑)
久米 え、日曜日の日を二つ重ねるのね
堀井 冒険の冒(注:冒険の冒でもない。昌。)
久米 だから『ヘイショウ』って読むんですけど。閉所恐怖症なんか居るんですけどねココに。
堀井 エッヘへ(笑)
久米 どうもココが苦手だったりしてね、閉所恐怖症なんですけど。
堀井 はい
久米 韓国では『ピョンチャン(平昌)』って読むんです。
堀井 へぇー
久米 で、2018年は平昌で冬季オリンピックがやることが・・
堀井 あれっ!?話題になりましたそれ?
久米 なってますよ。
堀井 あっそうですかぁ(笑)
久米 つまり、ソチの次は平昌なんです。
堀井 えぇー
久米 2018年が平昌ってもう決まっているんです
堀井 えぇー
久米 そうすると日本は2020年の夏季オリンピックに東京が立候補しているんですけど、そうするとどういう事になるかって言うと、2018年が韓国で冬季オリンピック、2020年が東京で夏季オリンピックということになると・・
堀井 うーーん
久米 冬季夏季が続いてアジアなんです。
堀井 うーん。はい。
久米 これが最大のネックだってことを何で言わないのかって僕、不思議なんですよねぇー。
堀井 そうですね、マスコミでも韓国のことはあんまり報じていないから、わざと隠しているんですかね(笑)
久米 コレ隠しているとしか思えない。これはまぁその、やっても良いんですけどね、だからあんまり例がないんです。あの、ヨーロッパ・・・冬季から夏季、ヨーロッパヨーロッパとかね、アメリカアメリカって、あの、ほとんど例がないと。ナチスの頃に1回やったらしいんですけど、ベルリンオリンピックの時、ヒットラーが強権的にね
堀井 ええ
久米 だからそれ以外あまり同じエリアで、続けてやったことがなくて。特にオリンピックの場合はアメリカが一番問題にするのはね、生中継が出来るか出来ないかって事なんですよ
堀井 はい
久米 つまり生中継できる時間帯にオリンピックを開催してくれるかどうかってのは、アメリカの放送局ってのはイッパイ金を出すもんですから非常に気にするんですけど、アメリカのネットワークがね。でご存知のように2018年が平昌なんですけど、その前の2016年、夏季オリンピック、2020年の前、これどこでやるか知っています?
堀井 どこですか?
久米 だからロンドンの次ですよ。・・・それも知らないの? フフフ、君ほとんど何も知らないの?みのもんたと何の仕事してんの? 2016年はリオデジャネイロです。
堀井 あ、そうでした、はい。(笑)。
久米 リオデジャネイロってのはアメリカにとってベストポジションなんです。
堀井 はい
久米 つまり、ほとんど経度が変わりませんから。っていうことは時差がほとんどないから、全ての競技は生中継してアメリカで楽しめるんです。でヨーロッパでも南米だとそれほど時差がないんですけど、これ平昌・東京っていう風に冬季夏季のオリンピックを続けてやると、アメリカにとっては最悪の時間なんですよ。
堀井 うん
久米 生中継、オリンピックの。ヨーロッパにとってもあまり良い時間帯じゃないんです。
堀井 うん
久米 つまり、そんなことが許されるかどうかってことですよ。
堀井 うん
久米 冬を韓国でやり夏を日本でやる。オリンピックをね、立て続けに。アジアで。
堀井 うん
久米 これは、アメリカのネットワークが許さない。ヨーロッパのテレビ局も『それは無いんじゃないの?』って言うっていうのが最大のネックなんですけども、それを言わないんですよ。
堀井 うん
久米 何で言わないんだろうね?
堀井 うん
久米 これで負けるって決まってたら、かなりまた、招へいのお金を使うんですけどね、東京オリンピック招致の為に
堀井 はい
久米 それ分かっててコレ・・・わけですから。平昌、冬季オリンピックって決定しているんだから。それ言わないで何十億、下手したら何百億って招致にお金使って、コレええの?
堀井 うん?フフ(笑)ええの?
久米 ええの?・・・こういう事があるんで、僕はね、ますますWBCが嫌いになっていく。アハハハ(笑)
堀井 どうしてWBCなんですか(笑)
と話していた。
23:51
2012年06月16日に放送されたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」のオープニングトークで前日に逮捕された高橋克也容疑者について触れた後に、久米さんがニュースステーションのキャスター時代にオウム真理教の麻原彰晃と交わした世間話について語っていた。 | ![]() |
久米宏 (フリーアナウンサー)
堀井美香 (TBSアナウンサー)
久米 高橋ナニガシ・・あの赤坂署留置所在住はかなり初期のころからオウムのこと知っているので、色々わかんないことが出てくるんではないかと言われていていますね。今まで未知の部分だった・・。
堀井 うん
久米 ただ今の若い人、オウム真理教のことほとんど知らないんで。
堀井 うん
久米 あのぉー、僕ねぇ。・・彼らが選挙に立候補したことがあるんですよ
堀井 はい、わかりますよ
久米 あの時にねぇ、僕の控室と政見放送をやっている出演者の控室が並んでいた時があって
堀井 はい
久米 僕の隣の大き目の控室でね、なんか『んぅんわぁがぇあーぁー。』って大声がするんでね、ちょっと見たら真っ白い服を着た人がギッシリ詰まっていて何かやっているんですね。ドア開けっ放しで。僕はニュース番組をやってて『何だろな?』と思って。こっち側を向いている偉い人が、髪の毛が長くて、まぁ教祖にあたる人なんですけど
堀井 はい
久米 『今日、随分大勢でいらっしゃったんですねぇ。』って言ったら『えぇ、うちはね人数が多く立候補してますし身内が多いものですから、すいませんお騒がせして。』なんて・・
堀井 本人とお話ししたんですか?
久米 本人としばらく話したんですよ僕。
堀井 えぇ!
久米 そういうことになると知らないで。
堀井 はい
久米 ただ今若い人はオウム真理教のことほとんど知らないので、こういう風に三人が出てきて、ニュースでまた繰り返し繰り返し週刊誌・新聞・ラジオ・テレビでやるってことは、まぁあの事件をもう一回よく知る、えー、宗教とは一体何かもう一回考えるみたいなことで、まぁもう一回若い人にオウムのことを知ってもらえる良いチャンスだなと、思いました。
と話していた。
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10月22日に放送された「鈴木おさむ 考えるラジオ」のオープニングトークで、その日の昼に久米宏さんのラジオ番組に出演したという鈴木おさむさんが久米さんのラジオ出演時の話をしていた。 久米さんと初対面だったが勇気をもって気になることを色々と聞いてみたところ、報道ステーションや古舘伊知郎さんなど絡めた想像以上の答えが返ってきたという。 |
■会話をしている人
鈴木おさむ(放送作家)
出水麻衣(TBSアナウンサー)
おさむ「僕が気になっていたのは、『ニュースはどこの局のを見ているんですか?』って。」
出水「うわぁー、いい質問ですねー。ぶつけたんですか?」
おさむ「かなりドキドキしましたよ。かなりドキドキして聞きまして、そしたら一瞬”うっ”という顔をされたんです。で、正直NHKかなって思ったの。うん。正直NHKかなって思って『NHKですか?』って言ったら『TBSが多い』って。」
出水「えー、本当ですか・・・。」
おさむ「うん。で、NHKじゃないんですねって言ったら『NHKは本当のこと言わないから』みたいなことをサラッと毒を吐いてて(笑)」
出水「毒を(笑)わぁ、久米さん節ですね。」
おさむ「アシスタントの人がヒヤッとしてたけど(笑)」
出水「ハハハ(笑)」
おさむ「で、ドキッとしながら、えっそうなんですか?って言って、その後に僕が聞かずとも気になるのは・・・ねぇ、5チャンネルじゃないですか。」
出水「テレ朝・・」
おさむ「ねぇ。・・って言ったら、やっぱりね『Fさんのやつは・・』って(笑)。」
出水「イニシャルトークですね(笑)」
おさむ「みんな分かるじゃないですか(笑)。やっぱりね、『自分はタイムキーパーとして優秀だ』って言うんですよ。時間読みとして。で、当時からその事をずっとやっていたから時間読みがすごく身に染みているから、やっぱり疲れちゃって見れないらしいですよ。」
出水「なるほどねー。今こんなに喋っちゃって大丈夫なのかなーとか」
おさむ「とか、やっぱり同じ5チャンのね、テレ朝のやつを見ているとニュースというよりか色んなことが気になってしまって見れないってことを、言ってくれたの。」
出水「貴重なお話ぃー。うーん。」
おさむ「で、結構そのことを喋ってくれたんだけど、なんか後でそれを聞いたら、あんなことを話しても久米さんは聞いたことを言わないって言われたの。そういうことを。」
出水「へぇーー。」
おさむ「で、僕が凄いなって思ったのは、こうやって僕がテレビの作り手として出たときに、久米さんがね、そのことをかわそうと思えばかわせるわけじゃないですか。」
出水「うーん。」
おさむ「ニュースどこ見ているんですか?って『いや色々見ますよ』って言えば終わる話なんだけど、やっぱ『TBS見てます』ってところから、僕の気持ちを分かってですよ? 聞きたいのはその事なんだろうなぁって思いながら、わざとFさんというバレバレのイニシャルを使い、えー、それを面白いエピソードとして話してくれる久米さんは、やはり超一流、特Aクラスのエンターティナーだなと思いまして。」
出水「ははー。おー、そーなんだー!」
おさむ「あの人やっぱ最高のプロレスラーです。」
出水「ハハハハ(笑)」
おさむ「ホントにホントに!(笑)。あの人はやっぱアントニオ猪木ですね、やっぱり。このアントニオ猪木級のプロレスラーって僕の中でいるんすけど、たけしさんであったりさんまさんとか・・・」
出水「えええ。」
おさむ「やっぱ凄いですね。ちゃんとラジオという枠の中で最高に魅せてくれるっていうね。だって、よりによったらYahoo!ニュースに出てもおかしくないくらいのことじゃないですか、久米さんのそのことって。でもそれって僕が聞いたから僕へのサービスですよね、それ。」
出水「うーん。」
おさむ「言ってくれるっていう久米さんのエンターテナーぶりにちょっとかなりやられて、ちょっと素敵だなーと思いましたけどねー。」と語っていた。
2010年5月25日にTBSラジオで放送された「小島慶子 キラキラ」のオープニングトークにて、6月いっぱいでTBSを退社することを発表した小島さんが1年前にオープニングトークが始まった経緯と、一昨年前に亡くなった後輩の川田亜子アナウンサーについて語っていた。 |
小島慶子(TBSアナウンサー)
神足裕司(コラムニスト)
小島 オープニングトークはね、無かったんです最初。
神足 ねぇ
小島 多分それはね、『オープニングトークは出来ないだろう』と思ってらっしゃったんじゃないかと思うんですね。割とスタッフの方も。
神足 うん
小島 私昔『アクセス』って番組やってましたけど、それでいわゆるオープニングトークみたいな一人で喋る、一人とか自由に喋る時間もなかったですし、あのー、途中でコメントを差し挟むくらい。あと久米宏さんと御一緒させて頂いていた時もアシスタントでしたから、相槌打つぐらいだからね『小島はあんまり一人で喋りたいこととかも特に無いだろうから、局アナだし。だから取りあえず段取り踏んで。』っていうことで組んであったんだと思うんですよ。
神足 そう
小島 でもね、私ずーっとねぇ実はねぇ、ずーーっと・・フフフ(笑)
神足 ずっと!
小島 ずーっと10年以上ずーっと、アナウンサーになってからずーっと、あのー・・・話したいことが沢山あったんです。
神足 はい
小島 だけどアナウンサーは自分が話したいことを話す職業ではないので『あぁ職業の選択を間違えたな』ってことをかなり早い段階で気が付いて
神足 うん
小島 もし自分に言いたいこととか伝えたいこととか、人と会話したい、個人として人と会話をしたいっていうね、立場で会話をするんじゃなくてね、パーソナリティで会話をしたいんなら例えばエッセイを書くとか、あの、雑誌の記者になるとか、テレビ局でもじゃあ例えば報道の記者になって、あーの、自分が実際に取材したものを原稿にするとかっていう方が、あーのー、もしかしたら私がやりたいこととは近かったのかな?って入社してすぐくらいから気付いてですね。
神足 ええ
小島 でもまぁ与えられたお仕事だから一生懸命やろうと思ったんですがあんまり上手くハマんなくてね、やっぱりその・・
神足 ウヘヘ!ハマんなかったんですか?(笑)
小島 まぁ我が強いものですからね、アナウンサー的に言うと
神足 あぁ、暴れ馬を制御するってことですよね
小島 まぁ人型ですからね、アナウンサーというのはね。自分の、自分の、えー、理解力と、えー五体・・・ね、容姿と声と技術を使って誰かの声を沢山の人にお届けするのがアナウンサーの仕事なので
神足 ああ
小島 私が何を考えているとか、私がみんなと何を話したいとかってことは、それはあの、余計なことだっていうのが原則ですので
神足 あれー、呼び名変わるんじゃないの?なんか、キャスターって人もいるじゃん。
小島 うーん、あの辺がねぇ
神足 アレは意見言っていいってことじゃないの?
小島 局のアナウンサーっていうことでいうと特にそうだし、まぁフリーの方であってもアナウンサーっていう立場、要するに私は、あのーまぁ、例えば批判があったりとか、えー、物凄く同意してくれる人がいる一方でそれは納得できないという人が、方がいるとしても『私は自分でなにがしかの、自分の名前において自分の発言に責任を取りますよ』っていう人と、そーではなくて『何らかの組織の代弁者として働きますよ』っていう人がいて、やっぱり性質が違うと思うんですけど仕事の性質が、で私はどうも後者の仕事にあんまり向いていなかったので(笑)、ずーっと自分の中に、そのー、自分がラジオで育ってきたこともあるんですけど、
神足 はいはい
小島 世の中と言葉で繋がって、もし・・もし万が一、私が何か喋ったことで気が楽になったりとか、まぁちょっと笑って『今日はまぁ面白いことがあったからいいか』って思えたりとか、『世の中捨てたもんじゃないな、とりあえず明日は頑張るか』と思えるとか、いうことが出来ればいいなぁって学生の頃から思っていたんですね。
神足 うん
小島 だからずーっとそういう何かね、あのー、願望っていうの、あったんです。そういうことをやりたいって。私がかつてあのー、家庭も地獄で、学校も全然馴染めなくってどこにも行き場がなかった時に、夜つけたラジオとか夢中で見たテレビに唯一救われたことがあったように、もし自分も、仕事においていつか出来たらいいなぁって、誰かの力になれたらいいなぁってずっと思ってきたんですけど、正直局のアナウンサーってそういうことする仕事ではないので
神足 そうですねぇ。僕も初めて、身近になって初めて知りました。
小島 フッ(笑)。局のアナウンサーは誰かの気持ちを、その向こうにいる沢山の人に伝える配達係なので、あのー、そこがやっぱりすごく、なんだろうな、苦しかったんですね。
神足 うーん
小島 で去年の頭にね、この番組を始めて『あぁ初めてそういう事をやれるのかなぁ』と思ったらそーいうフォーマットになってなかったの。でね、苦しかったんですよ。
神足 あ、番組が?
小島 そーいう仕組みになってなかったの。つまり私が自由に喋る時間ってのは無かったの。あの、『コレやったら次コレやってください。その次コレやってコレやってコレやって。』って全部決まってたの。
神足 うん
小島 で、メールご紹介する中でパートナーとのやり取りとかはあるけれど
神足 ええ
小島 自由に喋っていい時間って無かったんでね、『局アナのやる番組だからこれは当然だなぁ』と思ったんで、せめてその代りに、あのー、これは多分数人にしか気が付かないかもしれないし誰も気付かないかもしれないと思ったんですけど、その時その時で私が伝えたいことを、あのー、自分で選んだ曲に思いを託して曲をかけてもらってたんですけど、たぶんスタッフもそーいうことは知らなかったと思います。『小島さんただ好きな曲を一日一曲かけているだけだ』と思っていたと思うんですけど
神足 うん
小島 私なりに、あの、その時その時で『あぁこういうような事を世の中に言いたいけど、でも既にこの歌でそれは表現されているから、じゃこの歌かけよう』みたいな風に、あのー、かけてたんですね。
神足 うん
小島 だけど去年の5月25日に、どうしても自分で話したいということが出てきてしまって
神足 それは何でした?
小島 あのー。・・・まぁある話なんですけど。
神足 はい
小島 でそれをスタッフの方にですね、当日12時半くらいかな、『今日はどうしてもしたい話があるんです、リスナーの方に。だから曲もかけますけど曲の前後にちょっとお話をさせて頂いていいですか?』って。『ちょっと私が個人的に話したいことなんですけど』って言ったら、スタッフが『良いですよ』って言ってくれて、それで初めて去年の5月25日にこのオープニングトークみたいなものがですね、私の我がままで始まったんですね。
神足 はあはあ
小島 で、その後ですね、あの、プロデューサーと話しまして今日のように私がその時どうしてもリスナーの方に『これどう思う?』とか『こんな事があったんだけど、どうかなぁ』っていう風に話しかけたいこと・・・別に同意してもらいたいとか私の意見を受け入れてもらいたいとかじゃなくて、話しかけて共感する人もいれば違うと思う人もいるかもしれない。
神足 うん
小島 だけどその場でリスナーからの答えが声になって返ってくるわけじゃなくてもラジオってのは私は会話だと思っているので、『人に話しかける』ってことをやって行きたいんだけど良いかしら?っていう事をですね、プロデューサーの方にご相談したら、あのー、『いや実はやって欲しかったんです。』って仰ってですね。
神足 なるほど
小島 それは嬉しかったと同時に、あのー、何で言ってくれなかったのかなとも思ったんですけど(笑)。
神足 そりゃ分かんないよね
小島 うん、でもまぁそれは、あのー、そんな形でねぇ、偶然というか流れで始まったコーナーなので『丸一年か』と若干感慨深いですね。
神足 やりたいことがあったら『やりたいです』って言った方が良いっていうのは基本的なことです
小島 うん。だから言って良かったなぁって思って。
更に次のように語っていた。
小島 あのー、ただまぁそれから1年経って、会社を辞めることをね、会社を辞めることを決めましてね、あの、アナウンサーという職業は6月30日をもって私は辞める訳ですけどもね。まぁ去年の今頃、1年後にね、あの、自分がそーいう心境で喋っていることを全く想像する余裕もなくですね、毎日必死でバタバタ新しい番組をやってましたけれどね。ただまぁ最近思うんですよ、色んなぁ~辞めてったアナウンサーを見ているんですよ私。
神足 はい
小島 先輩でも後輩でも、色んな人が色んな事情で色んな・・感じで辞めってった。
神足 うん
小島 でも結構怖い顔をして辞めてった人が多かったんですよ。
神足 うん
小島 やっぱり、荷物をバーッとまとめて、あの、結構怖い顔をして辞めていった人もいたりとか、あとちょっと悲しげな顔をして辞めていった人とか、あとやっぱり複雑な思いを辞められてから吐露された方とかね。
神足 はあはあ
小島 まぁ中には物凄く、あの、辞めてね、普通にご活躍されている方もいらっしゃいますけど、辞める時というのは、皆さんやっぱり泣いたり怒ったり、あのー、色んなことがあったのを私も見てきているんでね。
神足 うん
小島 自分が今、そーいう辞める立場になって、『あぁ、あの人達ってのはこんな大変な思いをしてきたのか』って思うこともあり、一方で、『あぁ自分は思っていたよりも大変じゃないな』っていう。『あの方々よりももしかしたら幸せな形で辞められるのかなぁ』と思うこともあり、という中で、一人だけ、凄く幸せそうに笑顔で辞めていった人がいてですね
神足 うん
小島 うーん、その人はあの、全員のアナウンス部全員にお手紙とハンカチを渡してですね、全員のイニシャルをわざわざ入れてね、その人のイメージに合ったハンカチにね。あの、とても丁寧なお礼のお手紙も添えて、とても、なんだろな幸せいっぱいで、あの~辞めてった、ホントに笑顔を、素敵な笑顔を皆に見せていって辞めていった人がいて、その人のことは私は本当に忘れられないし、あの時の素敵なあの人のことをずっと覚えておこうと思っていてね。そのハンカチもやっぱり、すごく大事に使って、あまりに毎日うれしく使いすぎてね、ボロボロになっちゃったから捨てちゃったんだけど、
神足 フフフ(笑)
小島 ボロボロになり過ぎて、
神足 そうですよね
小島 だけど、取っておけばよかったなと思って。
神足 いやぁー
小島 もうネズミ色になってね、縁のレースもほつれてきちゃったんだけど、『やっぱり取っておけばよかったなぁ』と凄く悔やんでいるんだけど、まぁその代わり、あの人の幸せそうに辞めていった姿はずっと忘れないでおこうと思ってます。
神足 うん
小島 その人が、えー去年の、今日私がねオープニングトークをするきっかけとなった川田亜子さんです。
神足 ほう
小島 亡くなって丸2年が経ちますけど、あのーとっても素敵な方でしたよ。ね、まぁ去年も話しましたけど(笑)。・・・まぁそんなことを思い出しました。
神足 はい
と話していた。
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