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経済学者・飯田泰之が語る『弱者に冷たい安倍政権をポジ出しする』

05:17

2013年3月27日に放送されたTBSラジオ『ニュース探究ラジオDig』のテーマは「アベノミクスと社会保障」でした。第1期安倍政権では弱者に冷たい政策をとったものの『良家出身で弱者の痛みを理解できなかった安倍首相自身が病を経験したことで第2期政権はこれまでと変わるかもしれない』と希望を込めて解説した経済学者の飯田泰之さん。しかし安倍総理の施政方針演説を聞いて『冷たい印象を受ける』と話す自身が難病患者でもある大野更紗さん。最終的に、どのようにして『ポジ出し(「ダメだし」の反対語)』するのか話していました。飯田泰之



■会話をしている人物

飯田泰之(経済学者 / 明治大学政治経済学部准教授)
大野更紗(作家 / 自己免疫疾患系の難病を抱えている)
荻上チキ (批評家 / 「αシノドス」「シノドスジャーナル」編集長)
外山惠理 (TBSアナウンサー)


 
荻上 社会保障に関しては今、(安倍首相から)特に発言が出てきていないので、やっぱ大野さんでも見通し分からないっていうことになるんですかねぇ

大野 うん、あのぉ、やっぱ率直に言って分からないというのと、あと、あのー、基本的にぃ、えっとぉ、まぁお金が無くてもですね、余っていてもですね、ある特定のタイプの支出には、あのぉ、日本社会というのはこれまで、あの、まぁ非常にこれまで、まぁケチくさかったと言うか冷たかったというか。

荻上 まぁ一言で言うと『景気が良かった時もくれなかったじゃん!』っていうのがあるわけですね。

飯田 ウフフフ(笑)

大野 そうですそうですそうです。そういう、まぁ可能性があるなっていうゆうに、あの、あの、やっぱりあの、厚生労働行政側の人たちは、あの、そういう、あの、印象を持つかもしれませんね。

荻上 まぁそうですねぇ。

大野 で今、『自助、共助、公助の精神』っていう風に今、謳ったりしているんですけれども、例えば、こう、演説でこういう風に仰っているんですよね

荻上 ほうほうほう

大野 あの、『単に可哀想な人を救うことではありません。』と。

荻上 うん

大野 『懸命に生きる人同士が、苦楽を共にする仲間だからこそ、何かあれば助け合う。そのような精神であると考えます。』

荻上 うんうん

大野 で、まぁ『もっともだなぁ』と思いつつも、なんかこう、どこかこう、冷たい印象を受けるわけですよね。

荻上 うん

大野 まぁ、本人は一生懸命に生きてても、周りからはそう思われない人が沢山いるわけですよね。

外山 うん

大野 例えば、精神疾患とか精神障害で働けないとか、あの、貧困に陥ってしまうとか

荻上 うん

大野 それから最近だと、まぁ発達障害とかぁ、ボーダーに居る方とか、引き篭もりの人ニートの人。外見じゃ全く分からないけど個人の特性とか社会的環境に生き辛さを抱えている人って沢山いるわけですよね

荻上 うん、そうですね

大野 で、そういう人たちに対する、あのぉ、そういう人たちに対する社会的包摂(しゃかいてきほうせつ / 国民一人ひとりを社会の構成員として取り込むこと。ソーシャル・インクルージョン。)と言うか、社会に巻き込んで、そういう人たちがどうやって、あのぉまぁ、社会に参加したり働いたりするかっていう方法を、まぁ、一生懸命考えていかなきゃいけないって、大体の人たちは、社会保障政策関係の人たちはみんな思っているんだけど

荻上 そうね

大野 それが一般にどれだけ伝わっているのかなぁっていうのは、こう、あの、逆に私も聞いてみたかったりします。

荻上 なるほど。あのー、飯田さんね、あのー、飯田さんは今回の金融政策の部分には賛成だけどぉ、あの社会政策と言うかぁ再分配については疑問符っていうスタンスなんですか?今回のアベノミクスは

飯田 疑問符っていうか『何も言ってないじゃん!』っていうのが感想ですよね。

荻上 となると大野さんも周りがどのように捉えているのか分からないし、メディアのある種のイメージで『社会保障といったらフリーライダーを切り捨てる話でしょ』っていうとこに行ってしまっているっていう話がありますけどぉ、

飯田 うん

荻上 これはやっぱ、経済学者もぉ経済成長の話じゃなくて、『と再分配』みたいなのをセットでなかなか言わないってことに僕ずっと疑問だったんだよねぇ。

飯田 実を言うと、こういった安倍首相のような、景気対策を中心に、特に金融政策を使って景気対策をするっていうのは、世界中ではリベラル政党の専売特許なんですね

荻上 うん

飯田 専売特許ってのもおかしいですけども、どちらかと言うとリベラル派の政党が好む政策なんです。

荻上 うん
外山 うん

飯田 ところがそれを、まぁある意味保守政党である自民党がやってしまった。で、その意味でも、ちょっとまぁ不思議な掛け違いが起きてるんですけどもぉ、

荻上 はい

飯田 ただですね、福祉政策にまだ何も言っていないっていうは、えぇ、ちょっとまぁ、もちろん『だから関心が薄い』たぶんそれが正解。だけれどもぉ、何も言っていないってことはこれから考えを変えてくれるかもしれない。変えさせることが出来るかもしれないっていう風にポジティブにも取れる。

荻上 あのぉ、でもね、僕『ポジ出し』とか言っておきながらダメ出しですけど、あのぉ、『燃えやすそうだから後に取っておけ』っていう可能性ももちろん有るわけですね。

飯田 もちろん

荻上 だけどぉ、その『燃えやすそうだから』と、もし思っているんだったら、逆にポジ出しとして『こういう様なところをちゃんと押さえましょう』とか『こういった議論をしましょうよ』って風にテーブルに着くことも、まぁ可能ではあるわけですね


と話していた。

 

【あわせて読みたい】飯田泰之・大野更紗が語る『生活保護不正受給と福祉政策とメディア報道』
 
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