2013年5月31日に放送されたTOKYO FM「よんぱち 48hours」で鈴木おさむさんが6月1日のライブをもって解散したFUNKY MONKEY BABYS(ファンキー・モンキー・ベイビーズ)のファンキー加藤さんについて語っていた。鈴木おさむさん原作の映画『ボクたちの交換日記』の主題歌を作ってくれたという縁もあるファンキー加藤さん。そんな加藤さんの人柄をあらわすエピソードでした。 | ![]() |
鈴木おさむ (放送作家)
三浦茉莉 (みうらまり / フリーアナウンサー)
三浦 あー、はい。
おさむ それでファンモンが解散する想いとか色々ね、『でも最初から決まっていた』と。えぇ、『ケミカルがいつか坊さんになることは分かっていることだから』ということなんだけど、ホントにねこの番組切っ掛けで、来た時に、入江が、カラテカ入江が大ファンで、で来てさぁ、んで、図々しくも携帯渡してさ、で携帯渡したんだけど、なんかそれで律儀に名刺交換・・・名刺交換じゃないメール交換してさ
三浦 はい
おさむ それでぇ、3月11日の、あのぉ、地震があって、で僕は今田さん(今田耕司)たちと舞台をやる予定だったんですけどそれが中止になりまして
三浦 はい
おさむ で、もう今田さんたち、今田さんと大輔さん(宮川大輔)が「そのスケジュールが勿体ないから何かやろう」ということで、入江を入れ込んでチャリティをやったんですよ。
三浦 うん
おさむ 色んな人から物を貰って、値段を何故か舞台上で入江が付けて、今田さんと大輔さんが司会して、それをドンドン売っていくっていう
三浦 はい
おさむ それもう凄かったですよ。澤穂希さんからスパイク届いたりとか、オリンピックの柔道選手から日の丸が入った、ね、ユニフォームが届いたりとか、もう本当に色んな芸人さんからあらゆる物が届いた中で、えー、入江はやっぱアイツ凄いですよね、ファンモンの加藤君に「来てくれませんか?」って言って、で加藤君が、まぁあのぉね、こぉ、やっぱああいう時にミュージシャンが、アーティストが来るとバッシングされてたんです。売名行為つって。
三浦 あぁー
おさむ だから事務所とかからは「行かないでくれ」って、そういうところにね。しかもカメラが入っていたわけですよ。テレビ局のカメラが入って、「行かないでくれ」つってたんだけど加藤君が「物だけ出します」って物だけくれたんですよね。そしたら当日、加藤君が来たんですよ会場に。
三浦 うーん!
おさむ で、加藤君は新幹線に閉じ込められてしまって、えーっと福島からの帰り
三浦 はい
おさむ で、一泊、えーっと、ホテルのロビーで皆と一緒に寝たりしているんですよ。
三浦 えぇー!
おさむ うん。っていう事があったから、すごく曲が書けなくなったんだって。
三浦 えぇー
おさむ で、タイアップも決まってて曲が書けなくなった時があって、それで入江から「俺とか今田さんがこういう事をやる」って言うから、正直そんなところで人なんか笑っていないだろって思ったんだって。
三浦 うーん
おさむ 人が笑っているイメージがなかった。まだあん時、地震が起きてすぐだったから。だけど、どんな感じになっているんだろう?って思って、ホントに気になってとりあえず会場に来たんだって。で加藤君が来て、出れないんですけど、要は来たら人が笑っている。
三浦 うーん
おさむ 「こんな不安な中で東京から逃げる人がいるのに、ここに来たら皆が笑って、全力で物を売って買ってっていう空間にすっごい感動して。それでまた曲が書けた」って加藤君が言ったの。
三浦 すごい
おさむ で、そん時に加藤君が・・・あの、物、買ってくれた人が居たんですよね。物を買ってくれた人が居たんだけど、そん時に「今日加藤君来ているんです。裏にいて出れないんですけど」って言った瞬間に、もうね、何かたまらず、その人たちに頭を下げずにはいられないという感じでブァーッ!と出てきて帽子を脱いで、深々とお辞儀だけしてサッて去って行ったんですよね。そういう人、なんですね。だからああいう歌、嘘がないというか。大好きなんですけどぉ。
と語っていた。
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