久米宏が語る【憲法9条は世界に誇る最先端の憲法】

02:45

2013年6月8日に放送されたTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」にて久米宏さんが憲法9条について語っていました。思えばニュースステーションの最後でも憲法9条は守るべきとハッキリと表明した久米宏さんでしたが、今回も改めてハッキリと憲法9条についての意見を述べてらっしゃいました。久米宏
■会話をしている人物

久米宏 (フリーアナウンサー)
堀井美香 (TBSアナウンサー)



久米 ・・。96条を変えたいと言っていますが、ほとんどの国民は自由民主党の変えたい憲法は9条だってことは知っているわけです。

堀井 うん

久米 本当は9条を変えたいんです。憲法9条というのはね。

堀井 はい、(96条の)次は9条。

久米 目的は、主目的は憲法9条なんですが、で、自主憲法の改正って言うんですけど・・こっから先は、もう全面的に僕の意見なんですけど、確かに日本国憲法というのは日本人が作った憲法じゃないんですよ。日本人も作ったんですけどね、あの時、GHQに占領された時、日本人たちが作った憲法は「ふんっ!」ってGHQにね、ふふ(笑)、「ダメ!」って(笑)。結局GHQが作った憲法が、日本が「うん!」つって、「コレにします」って。日本が「うん!」つったんですよ。それにしたんですけど、

堀井 ええ

久米 まぁ言ってみたらGHQの中のリベラルなグループがね、理想的な憲法を作ったと考えていいんですけど、あのぉ、それが日本国憲法で、そのぉ、リベラルさの最たるものが第9条の規定なんですけど。「戦力は持たない」とかね。「国と国との紛争を解決するために戦力というものは使わない!」「もう戦争はしない!」っていうことが書いてあって、この憲法に関して、まぁ自民党は改正したいわけ。「自衛の武力も持たないなんて国として有り得ない。」。戦争に巻き込まれないなんてことはね、夢の世界の話で、理想論過ぎるし、それは前、昔あったユートピアっていう・・まぁ思想がありますけど、ユートピア思想のなれの果てみたいなもので、そんなことは有り得ない。どうしようもない。超時代遅れでゴミ箱に入れてしかるべきものが憲法9条だって考え方の方が改正したがっているんですけど、僕の考えは、この憲法9条ってのはね、世界の最先端を行っている。

堀井 うん

久米 こんな勇気のある憲法を持っている国はないだろうし、これからも・・・その国の憲法にね、9条のような文言を書き込める国ってまず現れないですよ。で、私が思うに、これは個人的な意見ですが、あの、日本人は色々誇るものが、日本文化とかね、秋田美人の肌のきめ細かさとかね

堀井 うん。フフ(笑)

久米 そ、誇るものがね、沢山あるんですけど(笑)。日本が誇れるいくつかのもので最先端が日本国憲法だって、僕日本国憲法が変わったらね、日本が自慢するものがね、相当、半減したなってくらいに思っているんですね。


と話していた。

 


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