2013年6月15日に放送されたラジオ日本「マキタスポーツラジオはたらくおじさん」にお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんがゲストに登場。ネットメディアなどで物議を醸していた「ひな段NG宣言」について語っていました。この話を聞いて、ダウンタウンの松本人志さんが「放送室」で最近の若手芸人たちが負けキャラに逃げる風潮に苦言を呈していたのを、ふと思い出しました。 | ![]() |
西野亮廣 (お笑いコンビ「キングコング」)
マキタスポーツ (お笑い芸人 / オフィス北野所属)
橘美緒 (モデル / 女優)
西野 フフ(笑)。はいはい。反れました、はい。
マキタ で、意思を持って、ねぇ、「そこには入らないぞ」ってことを言っているわけじゃない。
西野 はい
マキタ それって、もの凄いやっぱりさぁ、孤独を引き受けるわけで、道なき道を行くことなんで、まぁしんどいと思うけど、あのぉ、もう一方でそういうひな段芸人的なものとかバラエティのものとか、ひとつのこういう要素になるということと比べたら、あなたにとっては精神衛生上そっちの方が良いんだよねぇ?
西野 まぁ、そうですねぇ。えーとね、えーとぉ、自分の話で申し訳ないですけど20歳の時に『はねる(はねるのとびら)』がスタートして、それが東京のド深夜でスタートしてぇ、ローカル番組だったんですけど
マキタ うん
西野 これを僕ゴールデンに上げたら自分はとんでもないスターになれるんだと。
マキタ フハハハ(笑)
西野 あのぉー、それこそダウンタウンさんとか、えー、たけしさんとか、さんまさんとかナイナイさんとか、そういうスターになれると思ったんです。
マキタ うん
西野 自分が見てた、子供の頃に見てた深夜番組からゴールデンまでのその物語って絶対に最後はスターを生んでるよなぁって。
マキタ うん
西野 で、『はねる』をとにかくゴールデンに上げて、道路の真ん中でドンとやったら自分はスターになれると信じて疑っていなくてですね
マキタ うんうんうん
西野 で、20歳から25まではホントに一生懸命やったんですよ、その『はねる』の為に
マキタ うん
西野 で、ゴールデンに上がって、視聴率20%とかバンバンバンバン取ってた時に、知名度は上がったんですけどあんまスターになってなかったと思って。
マキタ ハハハハ(笑)
西野 それで、あのね(笑)。「これでスターになれないんだったら、なれないんだ」と。だって明らかに瞬間風速が吹いてて、もう過去何年、この先何年見ても芸人でこんだけ追い風吹いた奴って居ないよなって思ったんです。
マキタ うん
西野 で、「こんだけ追い風頂いているのにも関わらず自分が突き抜けることが出来なかったってことは、この方法ではもう突き抜けることは出来ないな」と思って。
マキタ うん
西野 それで止めたんです。25ん時に、えーと、ひな段に出るのを止めて。とにかく何か別で時間を作って、その時間で何かモノを作って・・・それで脇からドンって行くしかもう方法がないと思って。
マキタ うん
西野 それで何か止めましたね。25ん時です、だから。
マキタ 25の時にそういう決断をしているあなたもやっぱ凄いなぁって思うんだけどねぇ
西野 いやホントに、あのぉ、だから挫折ですよ、そこは。えっとぉ、だから19とか20とかの方が希望があったんですよ、自分がもしかしたらスターになれるかもしれないっていう希望があったから。25ん時は全部パンチ出したのに相手倒れてないみたいな感じで、「あ、もう俺、手札が無いや」と思って。・・・それで止めたんですよね。
マキタ なんか俺、初期の永ちゃんの話聞いているみたい。
西野 ヘヘヘヘ!(笑)
(中略)
西野 やっぱバラエティは多数決で動いちゃうじゃないですか。
マキタ うん
西野 どうしても、皆がこっちと言ったら自分もこっちって・・・それで、僕は、例えば明石家さんまさんとか凄く尊敬していて大好きなんですけど、
マキタ うん
西野 さんまさんがやることに対してNOを出せないっていうのは、ちょっと不健康だなと思ったんです。
マキタ うん
西野 で、とにかくNOを出せるように活動しよう!と思って、「あ、それ僕参加しませんから」っていう。
マキタ ハハハハ(笑)
西野 なんか(笑)、そうじゃないと絶対に、あの、この逆転は無いなと
と話していた。
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