鳩山由紀夫元首相が明かす『トラストミー発言の真実』

20:59

2014年4月24日に放送されたTBSラジオ『荒川強啓 デイ・キャッチ!』にて鳩山由紀夫元首相がゲスト出演していました。お笑い芸人のプチ鹿島さんが森喜朗首相はいちコメンテーターにしたら一番面白いと言っていましたが個人的には鳩山由紀夫さんの方が面白いと思います。話には必ずオチがあるんですよね。

■会話をしている人物

鳩山由紀夫 (第93代内閣総理大臣 / 東アジア共同体研究所理事長)
山田五郎 (美術評論家 / タレント / コラムニスト)
荒川強啓 (フリーアナウンサー)
片桐千晶 (フリーアナウンサー)



■トラストミー発言について


荒川 北区にお住いの54歳の男性です。「鳩山さんの時の(オバマ)大統領との食事会はどこで何を召し上がったんですか?」

鳩山 それはですねぇ。残念ながら官邸の脇の公邸で、私どもが住んでいるところの地下で食事をご馳走しました。

荒川 ほぉー。

鳩山 で、料理は当然ケータリングっていうことになっています。

荒川 出前。
片桐 うん

鳩山 出前です。

五郎 どこからですか?

鳩山 どこから取ったか忘れました(笑)。もう忘れちゃった(笑)。でも、神戸ビーフを「美味しい」と言って召し上がったんですけど、あんまりですね、大食漢ではないんですよ、あの方。

荒川 ふーーん
片桐 へぇー

鳩山 わりとね、小食で。その後隣に茶室があったものですから茶室にお連れして大統領がお好きだと言われているパンケーキを出してですね『食べろ』って言ったら「いや、もうお腹いっぱいだ」って食べてくれないんです(笑)。『ちょっとだけ食べて!』ってその時に『トラストミー』って言ったんですけど

片桐 そうなんですか!(笑)その時なんだぁ!
五郎 そーなんだぁ

鳩山 そしたら全然変な風に伝わってですねぇ

片桐 あっ、その時なんですか!『美味しいから食べてごらんよ』っていう意味で?!

五郎 その時なんですか!トラストミー!?

鳩山 それだけの意味なんですけど、だから『俺を信じてくれ』と。一般的な意味で、別に普天間の移設先を辺野古にするからトラストミーって言ったつもりは全然ないんですよ

五郎 えっ!そうなんですか!!

鳩山 そーいう風に伝わっちゃっているんですよね

荒川 えぇーーー!!いやいやいや!!でもそういう風に伝わってますから!!(笑)

五郎 信じてますよ、僕は。そういう風に聞いてましたら(笑)

鳩山 だからたぶんメディアというよりも、そこに居るのは外務省や防衛省の役人がどっかに居て、「しめた!」と思ってそう伝えたか何かですよね

五郎 ほぉーー!
荒川 これ、すごい!

五郎 その時の一回きりなんですか?トラストミーって言ったのは

鳩山 一回きりです

荒川 あ、その時の一回こっきりですか?

鳩山 そうそう。本当は二人か通訳が居たかもしれませんが、3人だけの話が伝わってっちゃったんですよね

荒川 ちょっと!コレとんでもないニュースだよ(笑)

片桐 これ日本全体が勘違いしていると思いますよ

鳩山 勘違いでしょ

五郎 うん。今なお勘違いしていると思います。

荒川 ちょっと、訂正記事入れようよ

片桐 アハハ(笑)

鳩山 どんどん批判されてった訳ですよ。

荒川 そうですよー!
片桐 独り歩きしてしまってぇ

鳩山 だから怖いねと思ったよ。

荒川 とんでもない方向に行っちゃったんですよ、アレで。

鳩山 そうですね

荒川 ええーーーーー!!!!公邸の食事の話だったんですかぁ

五郎 食事の時にパンケーキを薦めながら

鳩山 うん。私を、信じてほしいという意味で。普天間なんかについても時間をかけないできちっと結論を出したいからと。でも沖縄の人もいるからねって。

荒川 なんで今まで言わなかったんですか?

鳩山 いや、言ってんのに伝わんないんですよ全然。

荒川 あ、そうなんだぁ
片桐 へぇーー

鳩山 滅多に言っていないのかもしれません。本にはちょっと書いたんですけど。無視されてますねぇ。

片桐 いや、アハハ!(笑)
荒川 アハハ(笑)
五郎 すいません!(笑)




■鳩山首相時代のオバマ大統領との関係は?


片桐 じゃあチョット、リスナーからの質問も紹介させていただきます。横浜市の55歳の男性の方です。「昨夜オバマ大統領はシンゾウ!とフランクに呼んでいましたが鳩山さんが総理時代に大統領と会った時にお二人はどのように呼び合っていたんでしょうか?よろしければ教えてください。」

鳩山 あ、それはユキオ・バラクと言ってくれました。

片桐 あ、ユキオ・バラク

鳩山 それで記者会見の時にも、それが、「そういう言い方が慣れてきましたね」っていう風に言ったんですけど続かなかったですねぇー。

荒川 アハハ(笑)

鳩山 あの、ケミストリーっていうか、気みたいなのは合うんですよ、あの人とは。

荒川 はあ

鳩山 合ったなぁと思っていたんですよ。

荒川 ええ

鳩山 その、人間的にも私は好感を持てる人だなぁと思っていましたから。

片桐 うん

鳩山 ただしですね、私より私の女房のほうが印象強いみたいでね(笑)。会うとね、『How's your wife?』。女房がどうしているか、まず最初にそればっかり聞くんだよね(笑)。

荒川 アハハ!そうだよ(笑)
五郎 アハハ!

鳩山 そんな話ばっかりしていたんで、割とフランクにやってました。




■辺野古移設についてどのような会話をしてのか?


荒川 こういう質問も・・・ご紹介しましょう。「鳩山さんからオバマさんに沖縄の基地移転で何を約束したんでしょうか?」ぜひ・・

鳩山 私がですか?

荒川 はい

鳩山 私が約束したというのは、まずは出来るだけ早く解決したいと。

荒川 ええ

鳩山 ただ政権も変わったと。今までの道筋はわかっている。ただ政権も変わったんだから、変わったというのも理解して、沖縄の県民の皆様の気持ちというのも大事にしながら結論を出したいと。

荒川 はい

鳩山 それまで、あまり時間を掛けすぎると中々逆に難しくなるから待っていて欲しいと。いう言い方を首脳会談ではしています。

荒川 はぁー。

鳩山 で、『辺野古に戻ります』なんてことは言っていません。

荒川 ほぉー

鳩山 全然言っていないんですけど、でも何か、トラストミーからそういう風になってしまった・・・のが最初の首脳会談です。

荒川 はぁー

鳩山 ただ、最初。その前の9月の時にもお会いしていますけどね。国連で。その時は必ずしも沖縄までの話は出なかったです。

荒川 ふーん

鳩山 で、その後4月にお会いした時には、『とにかく今ギリギリの交渉をしているからもう少し時間が欲しい』と。先方の方からは「時間が無くなってきているから頼むぞ」と、言うような話でした。

荒川 グアム移転を一気にやるぞ!みたいな話までは行ってないんですか?

鳩山 そこまでは行っていないです。だから、ね、それこそ羨ましいと思うのはシンゾウ・バラクみたいな関係で寿司とかおでんとか食べながらですね。1対1でですね。TOPで「どうだ?」と、できれば通訳抜きで、あるいは外務省抜きでですね、決めるようなことができていたらですね、話は変わっていたかと思うんですが、そういう機会って一切なくてですね、最後になったら大体会わせてくれませんでしたね。

荒川 あ、そうなんですかぁ。

片桐 うーーん

鳩山 「会っても5分」とか言われてですね。どっちが5分にしたのか。外務省が5分にしたのか、アメリカ側が鳩山に厳しかったのか私にはわかりません。

荒川 あーーぁ

鳩山 外務省や防衛相が途中から・・というか最初からなんでしょうけど、向こう側にいたような気がするもんで、今から思うと。

五郎 さっきからお話を聞いていると、首脳会談といっても首脳本人は全然イニシアティブが取れないっていうか・・

鳩山 そう、そういう部分はありますね。だからそういう首脳会談ではなくて、ホントは何かそういう寿司とか食うとか、そういう時にもっと2人の間を縮めて「こうだ!」ってのを作っておかなくちゃいけないんでしょうね。そうだと思います。

一同 あぁー

荒川 じゃあ昨日の寿司ってのは結構効果があるって・・

鳩山 ホントはだから、そういう時に何を話したかっていうのが効果があるんだと思います。それから・・長くお付き合いする時にはああいうお付き合いを続けたらいいと思いますよ。

荒川 うーーーん

鳩山 でも、どうせだったら昭恵さんの居酒屋に連れていけば良いのにねぇ

荒川 ハハハハ!
片桐 奥様の(笑)

(注:安倍首相の奥様、昭恵さんは東京の神田にて「UZU (うず)」という居酒屋を経営している)


と話していた。

 
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