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青木理が語る【翁長沖縄知事が自民党に反旗を翻すことになった2つの出来事】

02:13

2014年6月29日に放送されたTBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」にて、ジャーナリストの青木理さんが雑誌のインタビュー企画で沖縄知事の翁長雄志氏に聞いた内容を話していました。

自民党の沖縄県連の幹事長までやっていた保守派の翁長さんが本土の自民党の何に怒り、反旗を翻すことになったのか。今の自民党と昔の自民党の沖縄への対応の違いとは何か。具体的に説明していました。
青木理



■会話をしている人物

青木理 (ジャーナリスト)
荒川強啓 (フリーアナウンサー)
片桐千晶 (フリーアナウンサー)



青木 今回、辺野古の問題については「保守も革新もない」と。「イデオロギーじゃなくアイデンティティだ」と翁長さん仰っていましたけど、

荒川 うん

青木 「まとまって、どうしても止めるんだ」ということで沖縄はこの件に関してはまとまった状態になっているんですね。で、本土では『何でこんな状況になっているんだ?』と。今回みたいに『沖縄の世論が歪んでいるのは新聞のせいだ』とかってまぁハッキリ言えばネトウヨみたいな考え方は論外として、なんでこうなったかというと、やっぱり保守といわれている・・・翁長さんって元々自民党の沖縄県連の幹事長までやってて

荒川 そうなんですってね

青木 那覇市長まで務めた方ですよね。

荒川 うん

青木 で、なんで、保守の人たちが『なんでこうなったんだろう?』と。

荒川 うん

青木 本土の人たちは裏切っただとかね、あるいはくだらないネットの一部のメディアとかだと例えば翁長さんの娘さんが中国に留学しているとか中国人と結婚したとか訳のわからないガセ情報を書いたりしているんだけど、なんで保守の人たちが今回こういう形で『保守も革新もないんだ!』っていうことになったかというと、いろんな誤解も出ているんだけどそこが気になったので、なぜ翁長さんは辺野古に関してね、こういうビシッとね反対の立場になったんですか?って僕も疑問だったので聞いてきた。

荒川 ほう

青木 それから保守の、保守と言われる政界の方々にも聞いてきたんです。

荒川 ええ

青木 で、どうして今回は辺野古は絶対に許さないんだ!っていうことで、保守も革新もないんだっていうことでまとまったのか聞いたら、保守の人たちから共通に出てきた怒りというかね、不満がったんです。

荒川 ええ

青木 それをちょっと今回ご紹介したいんですね。

荒川 はい

青木 翁長さんもそうだし、沖縄政界の人を何人も聞いてきたけど共通して言っていたのは「これはヒドイ」っていうのが2つあったと。

荒川 はい

青木 やっぱ1つは、そのぉ、安倍政権ができた次の年ですかね、あのぉ、4月28日、サンフランシスコ講和条約の日を、そのぉ、主権回復の日だって位置づけて式典をやったでしょ

荒川 はい

青木 で、あれ、式典やったのは4月28日なんですけど、そのぉ、まぁ例えば政府主催の記念式典をやったんですけど、安倍首相ももちろん出席したし、三権の長が全員出てね、で、国会議員400人も出席して、天皇皇后両陛下も出て、で、天皇皇后両陛下の式辞っていうのは野党、当時の民主党野党が天皇の政治利用だからって反対したから式辞はなかったんだけれども、ご記憶の方いますかね、式が終わる直前ぐらいに会場から『天皇陛下バンザーイ!』っていう声が起きて安倍首相たちも唱和したと。

荒川 うん

青木 「これが決定的に頭にきた」と。沖縄の保守派の人たちが。

荒川 あぁ

青木 つまり、沖縄の人はみんなそうだし、本土の人もある程度の人たちは知っているんだけど、4月28日のサンフランシスコ講和条約発効の日ってのはね、要するに、沖縄にとってみると日本から切り離されて米軍の施政下に置かれた。

荒川 うーん

青木 それ以降27年間、ハッキリ言えば沖縄は日本でもない、もちろんアメリカでもない、っていう状況に置かれたんですよね。これ屈辱の日って言っているんです。4月28日を。

荒川 うーーん

青木 で、「そんな日に何が主権回復だ」と。「何がバンザイなんだ」と、いうことが特に沖縄の保守の人たち、翁長さんなんかもその代表格なんでしょうけど・・・にとっては「考えられない」と。

荒川 うーん

青木 これまでの自民党政権ってのは、基地の問題を中々解決しなかったんだけれども、負担もなかなか軽くならなかったんだけれども、でもやっぱり沖縄の想いとかね、沖縄の怒りとか、沖縄の悲惨な歴史とかっていうのに対して一定程度の理解があって、やっぱりそういうとこに配慮しつつ『すまん』って言いながらやったと。ところが何だ安倍政権は、と。

荒川 うん

青木 それも知らない。歴史に対しても無知だし、4月28日にバンザイあげるなんて考えられないってことで1つはキレた。

荒川 うん

青木 まぁキレたった言い方すると沖縄の人に失礼ですけど、もの凄い怒った。

荒川 うん

青木 もう1つは、これも第一期安倍政権の時だったんですけど、教科書検定。高校の日本史の教科書で、沖縄の集団自決について軍の強制性ってのを文科省が検定で排除しようとしたんですね。削除しようとした。

荒川 うん

青木 まぁこれは文科省がやったことなんだけど、どうも当時、安倍政権や安倍政権に近い人たちがこれの意向を忖度(そんたく / 他人の心をおしはかること)して文科省がやったんじゃないかと。これも沖縄はもの凄い怒ったんです。だって沖縄の人たちみんなね、戦争を経験した人たちだったらみんな分かっている事実なのにそれを消すのか!っていうことで当時沖縄の人たちはもの凄い集会を開いた。

荒川 うーーん

青木 で、今回沖縄に行って、いわゆる保守政界にいる人たちに聞いて共通してお話が出てきたのはこの2つで、そのぉ、「頭にきた」と。

荒川 うーん

青木 「全然ダメだ」と。要するに「沖縄のこと全然わかってくれてない」っていう風に言ってたというのが物凄い印象的だったですね、今回ね。

荒川 ほぉー。じゃあ直接、普天間が辺野古に移設するっていうそれだけではなく、もっと根が深いんだ。

青木 根が深いんですよ。

荒川 うーーん

青木 だから、その話を聞きながらね、今回、そのぉ、思ったのは、沖縄のね、保守派の人たち、例えば翁長さんとか(沖縄の)自民党の人たちが変わったんじゃなくって、ひょっとすると(本土の)自民党の方が変わってしまったんじゃないかと。

片桐 ほぉ
荒川 ほーーーぉ

青木 つまり、色んな人がね、まぁ翁長さんなんかが仰っていたのはね、例えば自民党の野中広務さんだったりだとか後藤田正晴だったりだとか、あるいは山中貞則さんだとか昔の自民党の政治家っていうのは、一回生の県議である翁長さんに対しても『沖縄にはスマン。申し訳ない』って頭を下げながら『これを負担してくれないか』といつも言っていたと。

荒川 うん

青木 後藤田さんに至っては翁長さんに晩年ですけどこう言ったそうですよ。『俺は沖縄には意見のだ』と。

荒川 うん

青木 「どうしてですか?沖縄は何か失礼なことをしましたか?」って翁長さんが後藤田さんに聞いたら『いや申し訳なくって顔も見れんのだ、沖縄のことは』って後藤田さんが仰った。

荒川 うん

青木 まぁ後藤田さんって、戦前で外務省から、戦後は外務省から警察庁で警察庁長官にまでなった人ですけど、やっぱりね、沖縄で唯一の地上戦があり民間人も含めておびただしい血が流れ、で戦後はサンフランシスコ講和条約の発行と共に切り離し、そのぉ、復帰するまで27年間もの凄い苦労を味あわせてしまったっていうことに対する想いってのがあったわけですよ自民党のかつての政治家たちにはね。

荒川 うん

青木 それは野党の政治家にもあったけど自民党にもあった。だから歴代の総理大臣もそうだし色んな政治家が沖縄に色んな配慮をしつつ、『申し訳ない』と言いつつ、まぁもちろん基地は負担させてたんだけど、それを聞くと「まぁしょうがないか」っていう思いがずーっとあったんだそうですよ。

ところが「じゃあ安倍政権はどうですか?」って言ったら、教科書から集団自決の軍の強制性を切ろうとしたりとか、ましてや4月28日にね天皇陛下を招いて「天皇陛下バンザイ!」ってやる?一体全然わかってないじゃないか!っていうのがある。

荒川 うーーん

と話していました。


青木 つまり、強啓さんが仰ったとおり、辺野古の問題はもちろん皆共通して「これは何とか止めてくれ」って言っているんだけれど、もう1つ根が深いですよね。

荒川 そうなんですねぇ。
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