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山田五郎が語る新国立競技場問題【2520億円あるならギリシャを救ってやれ】

13:44

2014年7月2日に放送されたTBSラジオ「荒川強啓 デイ・キャッチ!」にて、山田五郎さんが巨額の建設費が問題になっている新国立競技場について語っていました。

2008年北京オリンピックのメインスタジアムは525億円、東京よりも物価の高いイギリスで開催された2012年ロンドンオリンピックのメーンスタジアムでさえも635億円の総工費でした。2520億円という人類史上でダントツで最高の建設費となる新国立競技場。その問題点を見事に山田五郎さんがまとめてくれていました。

山田五郎


■会話をしている人物

山田五郎 (美術評論家 / タレント / コラムニスト / 元講談社編集者)
荒川強啓 (フリーアナウンサー)
片桐千晶 (フリーアナウンサー)



荒川 あのね、昨日の時事川柳、チャンピオンになった方の作品がこういうものでした。

山田 はい

荒川 『ギリシャより もっとかかるの 競技場』

山田 そーなんですよ!やっぱみんな同じこと思いましたよね!

荒川 ふふふ(笑)

山田 あの、6月30日にギリシャが事実上のデフォルトに陥ったIMF、国際通貨基金からの借金が、それが約15億ユーロ。

荒川 うん

山田 約2000億円なんですよ。

荒川 ね!

山田 つまり、2000億っていうお金は一国の経済が吹っ飛ぶくらいに巨額なお金なんですよ。

荒川 はい

山田 2520億。今のね、国立競技場の建設費。

荒川 うん

山田 これがあればギリシャ一国を救って、余った520億で北京と同じくらいのスタジアムが建つんですよ。

荒川 ははは!(笑)
片桐 わぁー

山田 これが如何に異常な建設費かっていうことを、ギリシャには申し訳ないけれども、この例でみなさん改めて思い知ったんじゃないでしょうか。

荒川 ね

山田 で、その前日、6月29日にですね、あの、東京オリンピック組織委員会の調整委員会で自民党の下村文科大臣から、この新国立競技場の建設について改めて説明があったんですけども、まぁビックリですよね。

荒川 うん

山田 「やはり2520億だ」と。それで競技場の機能には全く必要ない飾りなのに1千億かかるというアーチは、こんだけ言っても「どうしてもアレは作るんだ」と。

荒川 うん

山田 それだけでもビックリしたんですけども、この2520億をどうやって工面するかっていうことですよね。

荒川 ねぇ

山田 まだ「都に500億を出してもらう」と言ってるわけですよ

荒川 ええ

山田 で、「ネーミングライツの販売や寄付などで200億調達する」って言っているんですよ。

荒川 うん

山田 で、一部報道によると更に国から500億とも言っているらしいんですけど、まぁ都は『500億出すなんて言っていない』って前から言っていますよね

荒川 ええ、ええ

山田 で、国も解体費用なんかで既に390億出してんですよ

荒川 うん

山田 『プラス500億は無理なんじゃないか』と国も言ってる。それからネーミングライツ販売つったって、今現在一番高いネーミングライツって福岡ヤフオクドームの年間5億らしいんですよ。

荒川 あー

山田 味の素スタジアムで2億。日産スタジアムで3億にすぎないんですよ。

荒川 うんうん

山田 それでいくら稼げるんだ、と。一体いくら寄付を求めるつもりだ、と。

荒川 ええ

山田 全てが皮算用なんですよ。

荒川 はい

山田 現時点で事業主体であるJSCが確保できているのって前も言いましたけどtoto売り上げの5%の2年分の110億だけなんですよ。

荒川 うん

山田 2520億のたった4%。頭金4%で超高額物件を契約しちゃってる

荒川 ふふふふ(笑)頭金(笑)
片桐 うーん

山田 しかも言っている皮算用ね、これ全部上手くいってもね、都が500、国が500、ネーミングライツとかで200。これ1200億にしかならないじゃないですか。

荒川 うん

山田 全然足らないじゃないですか。半分もいってないじゃないですか。残りはtotoの売り上げから出すつもりらしいんですけども、現時点で認められているのは売上5%まで。

荒川 はい

山田 年間約55億になるんですよね。だから今までの2年間の110億に今後2020年までの5年分の275億をプラスしても385億にしかならないんですよ。

荒川 うーん

山田 これ仮にですよ、野球くじを導入して売り上げ倍増になったと。で、使える金も5%から10%に倍増させて合計4倍にしたと。そうしたって1210億でまだ足りない。

荒川 なるほど

山田 要するに他人頼みの皮算用と勝手に期待しているtoto資金4倍計画が実現してもまだ2520億に届かないんですよ。

荒川 うん

山田 下村文科大臣が仰ることが全部実現しても全然届かない。

荒川 はい

山田 自己資金もなければ、お金を借りまくっても足りなくて、返済計画もまったく立たないのに見切り発車で契約しちゃうってどういうことだって

荒川 うーん

山田 で、そもそもtotoって「スポーツ振興くじ」ですよね?

荒川 そうですね

山田 「建築振興くじ」とか「アーチ振興くじ」じゃないですよね。

荒川 うーん

山田 totoの利益って、オリンピックに向けて選手の育成とか強化とか、そういうモノに使うべきであって、飾りのアーチを作るために使うのって下手したら規約違反じゃないですか

荒川 ねぇ

山田 そういう風に思いますよね。で、更に、僕はコレ腰を抜かすほど驚いたんですけど、オリンピック後の運営管理の話ですよ。

荒川 ええ

山田 なんと、下村文科大臣ね「JSCが直接運営管理をすることは能力を超えたことだから民間に委託したい」って

荒川 そうそう!

山田 これ無責任もここに極まれりでしょコレ。

荒川 そうそう。使うだけ使って「あとはお前さん方で勝手におやり」ってことだからね。

山田 で、どさくさに紛れてJSCは自分とこのビルはしっかり建ててるんですよ

荒川 うーーーん

山田 ほいで、「あとから屋根を付けてコンサートを開けるようにすれば絶対に黒字になる」って仰っているんですけど

荒川 うん

山田 そんなはず絶対にないんですよ!

荒川 うん

山田 これ以前も紹介しましたけど、これJSCさんがですよ、JSCさんご自身が去年の8月に発表した収支報告書によると、コンサート開けてメッチャ理想的に運営できた場合で収入が年間38億

荒川 うん

山田 これに対して維持費が35億で年間3億の黒字っていうわけ

荒川 うん

山田 これがマックスなんですよ、考えられる限りね

荒川 はい

山田 ただし、これ前にも言いましたけど、この報告書の最後にちっちゃな字で「毎年の維持費とは別に修繕費に50年で656億見込まれる」って書いてあるわけですよ

荒川 ええ(笑)

山田 ってことは年間13億の修繕費積み立てが必要だから黒字が3億でても実質10億の赤字

荒川 なるほど
片桐 ほぉーー

山田 JSCさんが一番楽観的な計算をしても実質10億の赤字なんですよ

荒川 うん

山田 だってそもそもね、この年間35億っていう維持費

荒川 はい

山田 これも建設費に負けず劣らず法外に桁違いな維持費なんですよ

荒川 なるほどね

山田 ちなみに旧国立競技場は年間4億ですよ。

荒川 うん

山田 日産スタジアムが5億。埼玉スタジアムだって年間6億しか維持費はかかっていない

荒川 うん

山田 35億って言うんですよ。それもギリギリまで低く見積もって35億なんですよ

荒川 うん

山田 これ如何に都心の一等地にあって、収容人員が前より増えるといったって、じゃあ旧国立のね、これ9倍?、の収入が見込めるかつったら考えられないですよね

荒川 うーーん

山田 で、まして、「あとから屋根を付ける」つってんですけど、じゃあコレいくらかかるの?とか、誰がその費用を負担するの?みたいな、全然決まっていないですよね

荒川 はい

山田 そんな恐ろしい物件の運営管理を引き受ける民間企業ありますか?

荒川 そうだよね

山田 そうですよね

荒川 うーん

山田 これきっとまたなんか特殊法人的なものが出来てですよ、そこが天下り先になってですよ、

荒川 国民に・・

山田 「税金で補てんします」になるに決まっているわけですよ

荒川 決まっているよね

山田 むこう50年ですよ。オレたち死んじゃってますよ強敬さん

荒川 そーー(ため息)

山田 我々の孫子の代までコレ払い続ける

荒川 じゃあそこを、火葬場にしましょうか

山田 なんでですか!(笑)

荒川 もう(笑)

山田 これね、国際公約って言いますけどねIOCのアジェンダ2020っていうの出していますよね。国際オリンピック委員会。これは、やっぱり「五輪を開く費用負担が大きすぎて開催できない国が増えてきている」と。

荒川 うん

山田 だから、「なるべく今あるものを使って安くしよう」っていう、そういうアジェンダなんですよ。

荒川 うん

山田 これに真っ向から・・逆行しているわけ!未だかつてない、歴史上、それも2倍も3倍ものケースで追い抜いた高い競技場を建てるってどういうこと!?

荒川 だけど何でこういうことを議論しないんだろ。

山田 はい。既存の施設を利用するんだったら味の素スタジアムあるじゃない、日産スタジアムあるじゃない。それでいいじゃないですか。

荒川 うん

山田 「国際公約しちゃったから建てるしかないんだ」って、訳わかんないんですよ。で、バッハ会長もですね、「内容については何も言っていない」と。「任せる」と。「ただ意思決定が遅すぎるのを我々は心配しているんだ」と言っているんですよ。

荒川 ええ

山田 だから別に中身、「設計を変えるな」なんて一言も言っていないですよ、IOC。

荒川 うん

山田 自分たちが言っているだけなんですよ。自分たちで勝手に言って、何だか知らないけど「どうしても高いアーチを作んなきゃいけない」って。

荒川 うん

山田 これは酷い。そんなお金あるんだったらオリンピックの生まれた国ギリシャを救ってやったらどうですか?なんかクラウドで募金を始めたイギリス人もいるらしいじゃないですか

荒川 あー、そうそう。とっても間に合わないらしいけどね。

山田 一発ですよコレで。まぁそれは冗談でも、これ本来はオリンピックですから、選手たちの育成。オリンピックの競技によってはアルバイトをしながら一生懸命やっている人たちが一杯いるじゃないですか。

荒川 はい

山田 その人たちのために、或はオリンピックを開くときに必ずね、開くことが義務付けられている文化イベント。文科省なんだから、そういうことに使うべきですよコレ。

荒川 そうだねぇ。なんでいつまでも建物に固執するかねぇ、うちの国は。

山田 しかも向こう50年、借金返さなきゃいけない


と話していました。

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