2010年4月2日に放送されたTBSラジオ「小島慶子 キラキラ」にて浅草キッドの水道橋博士がオウム真理教の麻原彰晃の主治医として死刑囚になった中川智正(なかがわともまさ)について語っていた。なんでも、その中川智正と博士は中学生時代の同級生だったそうで、地下鉄サリン事件の後に中川智正が指名手配された際には背筋が凍るような体験をしたんだそうです。 | ![]() |
■会話をしている人
水道橋博士(お笑いコンビ「浅草キッド」)
小島慶子(ラジオパーソナリティ)
小島 はい
博士 その時に、まぁ、麻原彰晃の主治医として、こうニュースになってた中川智正っていたんですね
小島 はい、はい
博士 まぁ死刑囚になりましたけども、彼は中学時代の同級生だったんですよ
小島 わぁ!
博士 で、その1995年にニュースを見てたらサリン事件が起きて、それで『今逃亡中』って出て『中川智正』って出たときに『あっ、俺と同い年。えっ!ひょっとして、中川智正って俺のあの同級生の!?』って思った時の僕のこの戦慄な思い?・・
小島 ええ
博士 と共にですね、僕の共通の友人のK君っていう人から電話がかかってきて「今ニュース見ているか?」って。『いや連日連日すごいじゃないか』って
小島 うん
博士 その人も久しぶりなんですよ。中学出てからずっと会っていなくて
小島 ええ
博士 「お前、芸能人なんかやっているわけだから、何とか中川をかばってやってくれ」みたいな話があって
小島 ああ
博士 『でもそんな今サリンだの何だのって言っているのに、そんなこと出来る訳ないじゃない』つって。『まさか中川智正・・』その、あだ名が『ケツ』って言ったんですね、中学時代のあだ名
小島 ええ
博士 『でもケツがまさかこんな事になるとは』って言ったとたん、そのK君が「失礼なことを言うな!中川智正はケツではない!ボージサットバ・バジラディッサ師だ!」って
小島 うわ!!
博士 ホーリーネームをスラスラスラって言ったんです。
小島 あっ、同じ学年に信者さんがもう一人いたんだ
博士 ええ。で、それでかばってくれっていう電話だったという
小島 なな、なるほど
博士 物凄く衝撃的でしょ?
小島 衝撃的ですし、ちょっと、あのー、ねぇ。ちょっと自分の、み、身がどうなるか怖い感じがしますね。
博士 ええ。まぁ、あのう、ね。こういう事件ですから不謹慎なことを言っているつもりはなくて事実そのものとして言っているんですけど
小島 ええ、ええ
博士 だから自分の周に起きたね事件の中で同級生が絡んで、これだけ社会的な大きなねぇ。まぁ反社会的な行為をしてと。それに自分自身がこう同級生の中に巻き込まれていく感じ。
小島 それはあの、中学生時代とか思い出すんでしょ?どんな子だったっけなぁ?
博士 いや思い出しますよぉー。
小島 うん
博士 本当に二十世紀少年のワンシーンみたいですよ、まさに。
小島 あー。時間が巻き戻って。
博士 『あの同級生の何々が』って。あの遊んだ時の思い出が、全部が蘇りながら。
小島 うーん
博士 で、ずっとまだ逃亡してて。
小島 でも会っていない時間が長いと、その間に、お互いに、自分もだし相手もだし、もう全く変わってしまっていることなんてある訳ですからねぇ。いくら思い出を手繰ってみて、『まさかあいつが』とか『そういえばあの頃から』なんて思ってみても、もう会っていない時間の方が長ければ全く知らない人と同じぐらいに遠くなって・・
博士 一種のミッシングリンクなんですよ。そこでずっと培ってきた少年時代があり、そっから消えた、その間を思いを馳せながら『何があったんだ彼に』ってことを思いつつね
小島 うーーん
博士 それをずっとニュースを・・・そして同時代を生きていって、まぁ彼は死刑囚になるわけだけど。
小島 はい
博士 まぁ同級生の中で減刑嘆願書みたいなのを書くのもあるし、でもその彼がやったことに対する社会的な罪をね、罰を背負うべきだと、そう思う気持ちもありね
小島 うんうん
博士 また同級生ってのは色んなことを思わせられますよ
と語っていた。
補足:リアル20世紀少年
水道橋博士は岡山大学教育学部附属中学校出身。同級生には中川智正死刑囚だけではなく、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトもいる。同じ教室で学んだ3人はその後、漫才師、ロックンローラー、テロリストになった。
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