2012年10月23日に放送されたTBSラジオ「ニュース探求ラジオDIG」にて、「頂点に達した沖縄の怒り!基地問題に解決策は在住するのか?」というテーマで米軍基地問題で紛糾する沖縄について語られていた。そこで、母親が沖縄出身でもある元外交官で作家の佐藤優さんが沖縄県民が抱えるフラストレーションの原因と日本政府の沖縄に対する認識について説明していた。 |
佐藤優(作家/元・外務官僚、元・外交官)
神保哲生(ビデオジャーナリスト)
外山惠理(TBSアナウンサー)
神保 うん
佐藤 それだから家族の中で大変なことがある。中国との関係が大変だから沖縄は負担してくれと、って言われれば家族だから受け入れたんだけども、コレもしかしたら家族扱いしていないんじゃないかと。
外山 あ、日本が。本土の方がってことね。うん。
佐藤 『我々は家族ではない。親戚なんだ。』って宣言をしているわけですよ今沖縄では。
神保 うん
外山 うーん
佐藤 親戚だったらそれなりの遠慮なりあってしかるべきだと。
神保 うん
佐藤 例えばですよ、外務省は各国に大使って置いていますよね。
神保 うん
佐藤 日本では、沖縄県にだけ、ひとつの県の沖縄大使っているんですよ。
神保 日本の大使が沖縄にいる
佐藤 竹内春久さんって人で大使公邸ってのもあるんです。しかもそこにはですね、通信施設が付いているんです。
神保 うん
佐藤 その通信施設は極秘っていうよりももっとレベルが高い限定配布とか館長符号とかいうもの凄いレベルの高い暗号。これをかけることができる電子施設がいて暗号解読の専門家まで配置されているんです。ワシントンの日本大使館、モスクワの日本大使館、北京の日本大使館と同じ施設が、沖縄にだけあるんですね。
外山 え?それはどういうことです?
神保 それは沖縄の人に読まれないようにするためですか?
佐藤 その通りです。誰から秘密を守るのか。
神保 うん
佐藤 要するに大使を置いて、そういう施設を置いてってことで外務省ですら半ば外国の扱いをしているわけです。
外山 あ、日本だと思ってないんですか。日本が沖縄ってところを・・
佐藤 外務省の人達がですね。異質なところだと、こういう風に思っているわけなんですよね。しかし日本全体にとって重要だと。
外山 うん
佐藤 ですから言い方を変えますと国内植民地です。そういう位置づけです。
神保 うん
佐藤 それだから植民地とそれ以外のところでは適応する法律が違っても構わないんだっていう意識が、政治エリート、特に防衛官僚、外務官僚にはありますね。
と話していた。
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