2012年10月15日(月)深夜1時にラジオ日本にて放送された『水道橋博士のラジカントロプス2.0』で、浅草キッドの水道橋博士がキングオブコントについて語っていた。優勝した『バイきんぐ』について、賛否両論ある採点システムについても言及していました。 | ![]() |
水道橋博士 (お笑い芸人 / 浅草キッド)
植竹公和 (放送作家 / 渡辺正行と共同で渋谷のライブハウス「ラ・ママ」で新人コント大会を主催している。)
植竹 嬉しかった?
博士 うん
植竹 やっぱり、ど、どういうところが?彼らみたいなのが・・
博士 あのー、伊集院が作っているDVD(注:『伊集院光のばらえてぃー
植竹 出ていますね
博士 そうそう。で、あのー、彼らの年齢とかも分かっているから、『あぁ、もうこの人達は明日無き芸人生活を送っているんだな』っていう共感を持っているわけじゃないですか。
植竹 そうそうそう。
博士 だからああいう風に、えー、『キングオブコメディ(注:お笑いコンビではなく映画タイトルのこと)』みたいな?
植竹 うん
博士 一夜の王になってくれ!みたいな気持ちは常にあるんですよね。キングオブコメディ(注:2010年のキングオブコントで優勝したお笑いコンビ、キングオブコメディのこと)がそうだったようにね。正にね。あの名前通りにね。
植竹 うんうんうんうん
博士 あの、ルパード・パプキン(注:映画『キングオブコメディ』でロバート・デニーロが演じた主人公)であって欲しいって芸人は。って思ううんですよ。映画のね。
植竹 なるほど
博士 そういう一夜の夢みたいなのを、あの瞬間見せてくれ!と思うんですよね。
植竹 あー
博士 でも実際その後、あの、売れ線に入っていくね、スギちゃんみたいな。そーいう人とそうでない人のグループとまたある訳ですけど
植竹 フフフ(笑)(咳払い)
博士 あるんだけども、それはどーなるか分からない。その一瞬だけでも、10年20年みたいなスパンが、なんか一瞬にしてオセロのように変わるような。
植竹 うん
博士 バーンと白が黒になるような。そーいう芸人のドリームみたいな、夢みたいなやつ、やっぱ見たいなって思いますもん。
植竹 そうだね。
博士 ええ
植竹 そうそうそう。あの崖っぷち感の美学っていうかさ、凄かったよねー、確かに。
博士 でもお笑い、それー、加味しますよね、採点っていうものに。
植竹 うん
博士 あのー、純粋に技量だけじゃなくて
植竹 そうなんです。そこにも点数が入ったと思うんです。
博士 うん。だってあの劇団の人達(注:夜ふかしの会)の点数の悪さ凄かったですもんね。
植竹 凄かったねぇ。・・アレはね、ネタの選択を間違っていたと思う
博士 いやいや、だから芸人じゃないって気持ちですよ。
植竹 まずね、まずがね
博士 審査員の人達が知らない、思い入れが無い、事務所違う、顔見たことが無い、苦労が見えていないみたいな。
植竹 はい。それはあるよね。
博士 バッファロー五郎なんかだったらずっと苦労が見えているわけじゃないですか
植竹 仲間意識ってね、確かにあるわ
博士 ええ、ええ
植竹 それにしてもね、ネタがね、もっと面白いネタがあったんだよ実は。
博士 じゅーーぶんアレでも面白いですから。
植竹 あそう、もっとあったわけ実は。
博士 だから点数が反映しているわけじゃないみたいな、それは思いますよ。
と話していた。
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